私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

ルイスアシナガオトシブミ:揺籃づくりの春夏①

2021-12-14 17:41:27 | オトシブミ・チョッキリ・ゾウムシの仲間
2021年12月14日(火)

もう7ヶ月も前の話なんだけど、そろそろ書いておかないことには・・・

ルイスアシナガオトシブミ メス 5mmほど

20210504

ケヤキの若葉を器用にクルクル巻きはじめ


中に産卵した後
さらにクルクル巻いていき


ある程度巻き終えたら、葉の半分を切り始め


きれいな揺籃(ようらん)の完成だ!

揺籃はやがて落下する場合もあれば、枝に残る場合もあるけど
やがてふ化した幼虫たちのゆりかごでもあり、食材でつくられた家でもある。

想像すると実に優雅な青春時代を過ごしてる連中なのだ。
バウムクーヘンのようなお菓子の家に生まれ、内側から「食っちゃ寝食っちゃ寝」してたら大人になれるんだもん。

と、これらの観察と写真は、私の友人によって行われ・・・
「ルイスアシナガオトシブミいたよ~っ!」
「なんだとっ!」
「揺籃つくってるのずっと(20分程度)見てたよ~っ!」
「な、なんて羨ましいことをっ!」
「風が吹いててうまく撮れなかったけど、おもろかったわ~っ!」
「うむむむむ・・・」

昨年から地元地域の散歩を日常的に続けるようになって
ヒメクロオトシブミ・ヒメコブオトシブミ・カシルリオトシブミといった黒っぽいオトシブミたちでさえ、見つけたときは驚いて感動して・・・
茶色いのや首の長いのは、もっと里から離れた県北辺りでないと会えないものと勝手に思ってて・・・

よりにもよって、私の散歩コースの一つで、友人の単独犯行(散歩ともいう)で先に見つけやがって・・・
この日は、私の役に立たない負けじ魂に火がついた記念日となったのであった。

「見ちょれ~っ!首の長いオトシブミ見つけちゃるけんなっ!」

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2 コメント

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Unknown (明 惟久里)
2021-12-15 02:41:33
初めて見ました! 貴重なお写真ありがとうございます♪ だから「オトシブミ」は夏の季語なんですね☆
 音たてて落ちてみどりや落し文  原 石鼎
を思い出しました。
ちなみに、成虫の寿命がかなり短いのが多い「ハムシ」は季語ではないんですね。 寿命は1年くらいあっても、ヒトが触れるとよくない「ハネカクシ」も季語ではなく。 何らか人目につきやすい「テントウムシ(夏)」や「カメムシ(秋)」、あと「イモリ(夏)」なんかはやはり季語ですね。
魚では、「ハヤ」は春から夏の季語として親しまれていますが、「ヨウジウオ」は、その周りの海草は季語だったりするのに、季語ではないようです。 あ、「スナヤツメ」は、冬の季語「八目鰻」の立派な傍題でした(^^)
面白いなぁと思ったのは、秋の季語「蓼の花」の傍題に、ウナギツカミはないのに、ママコノシリヌグイはあるんですねぇ。
 反対の崖にままこのしりぬぐひ  岩淵喜代子
を、歳時記で見つけました。
今月も、私魚人さんのブログは、生き物と季語の学びの場のひとつです<(_ _)>
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明 惟久里さんへ (私魚人)
2021-12-15 16:48:54
すてきなコメントありがとうございます。

確かに、季語になってる生き物たちから、江戸から明治にかけての日本での博物学や、人々の生活や関わりが感じとれたりしますよね。

季語、つまり歳時記を読み込んでいくことは、生き物と人との歴史を知ることにつながる気がします。

と言いつつ、歳時記は分厚く、季語は何万とあるから、手元にありつつ開こうとしないダメ俳人なんですわ。
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