私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

ソラスズメダイ Pomacentrus coelestis :無効分散の幼魚たち

2022-11-18 18:13:33 | 海水魚
2022年11月18日(金)

ソラスズメダイ Pomacentrus coelestis 幼魚

20221101  体長40mmほど

所用で日本海側へ出かけ、余った1時間ほどタナゴ仕掛けの釣り。
エサも用意しておらず、磯で小さなマツバガイを拾い、細かく切って・・・
ホンベラ・ホシササノハベラ・カワハギが次々釣れるのだけれど・・・

私がねらっていたのは群れていたコイツら。

まだ日本海側で釣ったことがないし、以前紀州で釣った時の撮影に納得がいってなかったし。

以前の撮影はこんなへたくそ。


興奮すると黒くなる。
だから、釣りをやめ、ゆっくり時間をかけ・・・
少しずつ青く戻っていくのを待って・・・


いくら対馬暖流によって運ばれ、冬季には低水温によって死滅していく無効分散の命だとしても
釣った立場で偉そうには言えないが、粗末に扱いたくはない。
手を濡らし、しっかり冷やして、そっとスレ針をはずし、撮影ケースへ入れる。

のんびり泳ぎ始めた。


無効分散は、いずれ大きな環境変動があり、例えば海水温が上昇し適温になったとき、初めて有効な分散となる。
その日に備え、種の生息域拡大を毎年繰り返している分散だ。
死滅回遊という表現がよく知られているが、回遊しているわけではないし
死滅という言い方を嫌い季節来遊という表現を使う人もいるが、流されたのであって来遊したわけではなく、死滅することから目をそらしているようで、私は使わない。

などと思いを巡らしていたら、通りすがりの小学校の遠足の子たちに見つかって・・・
「きれいだ」「かわいい」とはしゃぐから、ちょっぴりうんちくをたれていたら・・・
ソラスズメダイくんまで興奮して、黒くなってしまった。

と、たまには釣りや魚の話をはさんでおこう。
最近、赤・白・黄・黒・茶の虫・鳥・花のことばかりだったしね。

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