私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

シロオビチビサビキコリ Adelocera difficilis :カシ類の葉に

2023-05-28 10:39:14 | タマムシ・ホタル・コメツキなどの仲間
2023年5月28日(日)

シロオビチビサビキコリ Adelocera difficilis

20230526  3mmほど

カシ類にいるチビタマムシを探し、近くの里山散歩していて見つけた。
手にのせるとすぐ擬死(死んだふり)をする。

形も行動もタマムシやコメツキみたいだ。

カシの葉にのせ、マクロ接写


サビキコリみたいなフォルムだとすぐ思ったのに・・・
サビキコリ Agrypnus binodulus

20230428 15mmほど

こんな小さなサビキコリの仲間がいるわけがないと思い込んでて・・・
他の甲虫グループを探しまくって・・・

撮影も、擬死からよみがえるタイミングもピントが合わず・・・



結局2日間かけて、正体不明のまま。

もう一度サビキコリから始めようとしたら、すぐシロオビチビサビキコリと判明。
「西日本のシイやカシの葉にいる」ということ以外、確からしいことはわからない。

一般に、人間はとてつもなく大きな、あるいは小さな存在は目に入らないようにできているから
宇宙とかコイツとか、日頃相手にされる対象ではないのである。
小さくても宝石などの有価物やセアカコケグモなどの有毒生物なら強く意識するのだけれど・・・

ついでに、近くにいた
キクスイモドキカミキリ Asaperda rufipes

20230526  10mmほど

頂上にある広場で、得意技の「枝つかみなさい方法」を駆使し




コイツは2年前、家の近くでみつけた思い出のカミキリ↓
キクスイモドキカミキリかなあ?

あの頃は、虫のことなどほとんど知らないし、撮影もすったもんだ・・・
ま、今だに中古2000円ほどの安物デジカメだけれど、少しはマシな画像になったかなあ。

んで、コイツの和名少し違和感を感じるんだよねえ。
想像にすぎないけど、菊を愛でる日本人だから
栽培菊の害虫とされるキクスイカミキリ

がまず発見・命名されたんだろう。

人間の生活の邪魔になる生き物は小さくても意識するパターンなのかもしれない。

その後、よく似たコイツが見つかり、新種として命名されたんだろうね。
そうすると、キクスイカミキリに似てるから『キクスイカミキリモドキ』となるのが筋のような気がしないでもない。

ところが、カミキリムシとは異なる『カミキリモドキ』というグループがあるから、そうもいかないんだろうな。
となれば、『キクスイカミキリモドキカミキリ』が正確な表現になるのかもしれないけど、長すぎるしね。
つまるところ『キクスイモドキ』カミキリというあやふやなとこで納得してもらえんかなあ・・・
みたいなことになったんだろうか?

妄想や憶測、思い込み・先入観はいいことではないんだけどね。

PVアクセスランキング にほんブログ村

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ソリハシシギ Xenus cinereu... | トップ | ダビドサナエ Davidius nanu... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

タマムシ・ホタル・コメツキなどの仲間」カテゴリの最新記事