三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

【耐震性能は? 断熱と並ぶ北海道住宅ポイント】

2018年03月06日 05時59分28秒 | Weblog
最近、道東地域十勝沖の太平洋海底を想定域とする巨大地震の
可能性がかなり高い確率で発生するとアナウンスがあった。
2017年12月に政府の地震調査委員会による
北海道における大型地震の発生確率の発表ですね。
そうした状況の中で、耐震性についてのユーザー意識は
北海道内でも、やはり強くなっていく傾向にあると思います。
北海道住宅は「凍結深度」という概念がしっかりあり、
札幌では60cm、旭川や道東地区では80cm超の頑丈な基礎が
義務づけられていることがあってかどうか、
かなりの地震多発地域であるのにもかかわらず、
阪神淡路のような大きな被害にはこれまでは至っていなかった。
これまでの地震時には、屋根の積雪荷重を考えて
瓦などの重たい屋根ではなく軽量な板金の屋根が圧倒的という
そういう地域特性も与っていたかもしれません。
ただし、地震の揺れはそのときの波動の違いによって
実際にどのような被害をもたらすか、大きく違うともいわれる。
とくに最近の冬は多雪化気候変動が道東地域で進んでいるので、
屋根に大きな過重の掛かっている時期に、上下動を特徴とする
そういった地震がきたときに、建物の安全性に危惧が大きい。
日高沖などの地震の巣で発生する地震では最大の人口集積地域、
道央札幌圏でもこれまでも大きな揺れを観測してきた。
なにごとも「備えあれば憂いなし」というのがニッポンの常識。

そういうことから、本州地区でその耐震性能要因で
大きな市場性を獲得している「SE構法」が苫小牧でプレカット工場を
稼働させることになった機をとらえ、
北海道の作り手・プロ向けのセミナーを開催するニュース。
以下、プレスリリースより要旨抜粋。
〜初の北海道開催 SE構法パートナー募集セミナー
科学的根拠による新たな木造住宅の可能性
「高付加価値商品によるマーケットの創出」
工務店を対象にした「SE構法パートナー募集セミナー」を、
北海道で初めて開催。消費税増税、新設住宅着工戸数の低下予測など
市場環境のきびしさを新たなニーズの掘り起こしで対応。
SE構法の(株)エヌ・シー・エヌ(東京都港区・代表取締役社長 田鎖郁男)は、
創立以来20年間で20,000棟を超える実績。
耐震性が高く、デザイン性にも優れた高付加価値な住宅を供給。
「SE構法」の最大の特長、全棟構造計算の実施による耐震性に加え、
デザイン性の高い木造住宅は、工務店継続経営における
新たなマーケットの創出、差別化を生み出す。
成長を続ける建築ネットワーク事業と、豊富なデザイン事例説明。
工務店各社の持つ高断熱高気密技術力をさらに活かし、
独自の自由設計を活かす家づくりを真剣に考えるプロ向けセミナー。
ポイントは、①安全性の確保 ②耐久性の確保 ③利用価値の確保
④品質に関する第三者証明⑤デザイン品質の確保〜という内容。

■開催概要
日時 :2018年3月19日(月) 13:30~15:30
会場 :札幌グランドホテル (北海道札幌市中央区北1条西4丁目)
主催 :株式会社エヌ・シー・エヌ
参加費:無料  定員:40名(申込み先着順)
申込みフォーム http://www.ncn-se.co.jp/seminar/hokkaido/
問い合わせ:株式会社エヌ・シー・エヌ TEL:03-6872-5630
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