新丸ビルで思ったこと






ところで、新丸ビルでは、頼もしく働いていたお友達たちをはじめ、その他たくさんのビジネスマンを見かけましたが、どうしても気になる点がひとつ在りましたので、今日はそのことについてお話します。

何かと言いますと、どの人も忙しいせいなのか、「ネクタイの襟元がだらしがない」ということです。最近はワイドな襟が流行ったこともあるのかもしれませんが、ネクタイがきちんとしまっておらず、ワイシャツの第一ボタンが見えてしまっている人の多いこと、多いこと。これは丸の内のビジネスマンにかぎらず、兜町、都庁近辺でもよく見られ、残念なことにテレビでコメントする首相や都知事までも襟元がだらしないことが多いのです。

女性の口紅と同じく、とても注目を集め、無言のメッセージを与える男性の襟元。ネクタイの色柄だけでなく、襟元の締まり具合、ワイシャツの襟がきちんとあっているか(ワイシャツの襟刳りのサイズが首にあっていないとだらしなく開いてしまったり、ぶかぶかと浮いてしまいます)フォーマルな場合にはディンプル(“えくぼ”といわれるネクタイの質感を際立たせるくぼみ)をつくってみる等、もう少し気をつけていただくと、ずっと清潔感、信頼感にあふれ素敵に見えます。

またワイシャツの襟の形もただ流行に流されるのではなく、自分の顔や体型の特徴や職種(政治家なのか、ビジネスマンなのか、アパレル系、デザイン系なのかなど)に合わせ、ベストな形を選ぶべき。男性のお洒落は決まったアイテムの中でいかに洗練させていくかなので、細かな点に気を配っていただくと、派手ではないけれど、周囲に埋没しない好印象を与える着こなしを演出できます。

仕事で様々な方にお会いして痛感するのは男女ともに「適切な服装ができる人は仕事ができる」ということ。写真は良い例のランコムの事業部長のフランス人の方。いつも新作のテーマにぴったりでご自分にもよく似合う素敵なネクタイを綺麗にしていて感心させられます。

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