蘭の国から

富貴蘭を中心に我が家の植物栽培や自生地紹介等など

富貴天

2021年06月13日 | 富貴蘭(縞)


昨年、鈴木園芸さんから購入した富貴天です。







私はこの品種の存在を知らなくて、昨年この木の写真を見せてもらった時に
はじめて知りました。

独特な超後冴えの縞で、光琳の木姿+幻日の斑色+春雷のような後冴え、
といった印象を受けました。

素晴らしい芸の木ですが、この木はお客さんの木だとのことで、
最初に買ったのはこちらの木です。












柄の冴えがイマイチ・・・イマサンくらいです。


しかしこれも、元は同じ株だとのことです。
普通なら作による差だと思うのですが、
同じ棚で作っても、このように柄の冴えが異なるままだとのこと。


これは勉強しなくてはと思い、結局この木も引っ張ってもらいました。



















空き屋が見当たらないいため、残念ながら暫く子供は期待できませんが、
柄はこの上なく申し分なく、只今勉強中です。

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建国・羆系の根②

2021年06月10日 | 富貴蘭(羆・建国系)


昨日の月光羆は前月撮影してあったものですが、今朝見てみると、
ルビー根だけは全てピタリと止まってました。



さて、あの109です






根はルビーと泥の縞状になってます。



ボケてますね。



たまたまだと思いますが、こちらの109もルビー根は全て縞状です。








普通の建国縞の根はこんなです。







建国の場合は、普通がどれだかよく分からない品種ですね。



こっちはいわゆる‘泥建’と呼ばれる、ルビー根の出ないタイプの建国縞です。







昔は「ルビー根が出なけりゃ建国の魅力ないじゃん」と思い、
あまり興味がわかなかったのですが、最近は悪くないなと思うようになりました。



上のは昨年TOKYO酒田のウエブショップで買ったもので、
こちらは先日三昧さんがヤフオクに出されてたものです。



こんなに派手な木でも、泥根しか出ません。


泥建にもいろんなタイプがありそうなので、集めて比べてみるのも面白いですね。




こちらは由緒正しき羆の柄抜けですが、はっきりくっきりと紺覆輪がかかってます。








でも丸っきりの泥根です。




不思議ですね。



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建国・羆系の根

2021年06月08日 | 富貴蘭(羆・建国系)



ルビー根の楽しめる品種も、一昔二昔前に比べ随分と増え、
珍しくなくなりましたね。


その中にあって、なぜか建国系には特別感があります。


ルビー根をちょっと混じえるだけで大の大人が一喜一憂するなんて、
一般人から見ると滑稽でしょうね。


さて、根色はわからないけど泥じゃないかな?ってことで買った
あの建国の深雪は、半分以上がルビー根で、びっくりしました。









途中で止まることなく伸び続けてくれそうな元気な根です。



月光羆のルビー根も元気さは変わらないように見えます。











でもこれが急に失速して、毎年止まってしまいます。


柄がもっと暴れてくれると面白いのですが、たまに縞に崩れそうな葉を出したり、
中透の子を出したりしますが、すぐに三光に戻ってしまいます。


よく見ると八千代芸をしてることが分かりますが、
墨はすっかり少なくなってしまいました。



















長くなったので、続きはまた。


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アジサイの季節

2021年06月06日 | 庭の四季












私もミルクも雨は大嫌いですが、雨に濡れた竹林と
アジサイの風情は大好きです。





















ハナショウブも雨が似合いますね。








でも、雨が続くとフウランの水やりのタイミングに悩みますよね。


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夕月

2021年06月05日 | 富貴蘭(虎斑・腰斑・曙斑)


昨年三香園さんから1本子付きをかった夕月ですが、
3月にもっといいのをWebショップで見付け、また買っちゃいました。


届いた荷物を開けてみると、画像で見た印象よりもずっと素晴らしい木が出てきて、
大喜びしたことでした。
















我が家のハゼ方とは随分違った雰囲気です。


虎斑は、作によって別品種かと思えるほどに表情が変わるところも面白いですね。


酒田くんに注文すると、「あれ?この前買ったんじゃなかったっけ?」と言われました。


いいのがあったらから、また買うんだと言うと、
「業界にとって、理想的な買い方です」と褒めていただきました。





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