南州達磨を紹介してほしいとのコメントをいただきましたので紹介します。
もう花は終わりかけてます。
咲き始めにちょこっと撮ってた画像がこちらです。
今では見慣れましたが、よくぞキバナノセッコクに
こんな品種が出てくれたものだと思います。
長生蘭の無地葉変わり品種としても、
歴史に残る逸品だと思います。
見事に葉重ねした姿は古楽鉢でも合わせると、
これぞ伝統園芸植物って顔になりますよ。
今年の株はイマイチなので、こちらの以前上野に展示した時の株も覗いてみてください。
この鉢は高芽を集めた寄せ植えですが、
プニプニした矢に丸々とした葉が愛嬌良く、
幼木ならではの可愛さがあります。
南州達磨は南九州市頴娃町産で、私が銘々し、蘭友と一緒に登録しました。
南洲と書くと西郷隆盛のことを指し、実は当初は南洲達磨と命名してたのですが、
登録の際に書類が南州となっているのに気づいた方が「州でいいの?」と指摘してくれて
洲に直すように頼んておいたのですが、銘鑑と会報にも南州で出てしまいました。
そんな訳で我が家のラベルは州と洲がゴチャゴチャになってます。
ついでに同じ鹿児島県、指宿市の池田湖畔産の白雪姫です。
咲き始めはやや緑味を帯びていて
しだいに真っ白になります。
あまりにも白いためイセのように思ってる方もいるようですが、
飴矢なので白いわけで、舞鶴の紺覆が無い状態の花と思って見てください。
もうひとつ
霧島山系で発見された西郷どんです。
この品種は超大型の木になりますが、小さい木でも花付きはいいんですよね。
ただ大きい木の方が、より凄味のある花を咲かせてくれます。
今年あたり、また新しい花変わり品種が出てこないかなぁ。