蘭の国から

富貴蘭を中心に我が家の植物栽培や自生地紹介等など

尾張風欅鉢

2018年03月17日 | 


前回までの欅鉢とはガラッと赴きを変えて、尾張焼?って思えるような欅鉢です。











富貴蘭にはちょっと使いにくいですが、欅鉢の数あるバラエティの中で、代表作の一つだと思います。

見た瞬間私の頭に浮かんだのは、変化咲き朝顔が植わった姿でした。
10年後くらいには実際にやってみたいと思ってます。

それと、機会があれば洋らんを合わせてみたいと思っています。

パフィオのロスチャイルディアナムなんか入れると、すごく素敵だと思います。

洋らんの世界では素焼きやプラ鉢などでそのまま観賞するのがあたりまえですが、
せっかくだから鉢あわせを楽しんだらいいのに、と以前から思ってまして、
10年あまり前に淡路の奇跡の星植物館で展示協力した際、ぜひやってみましょうと提案し、
何点か試してみたことがありますが、なかなかいいものでしたよ。

これはぜひPRしなきゃと一瞬思いましたが、只でさえ盆栽界と競合する鉢は手に入れにくいのに、
さらに洋らん界にまで流れてしまうと困るので、そっとしとくことにしました。






















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キバナの植え替え続き

2018年03月15日 | セッコク・キバナノセッコクなど


素心の大株です。





素心は素心でも、ただの素心ではありません。

あの雪丸の親木です。

庭木に着けるつもりでしたが、何年も植え替えてなかったので、ずいぶん根が傷んでしまってます。



庭木に着けるか鉢に植えるか迷ったけど決められず、このまま2日間放置してしまいました。

考えたあげく、この状態でいきなり木に着けても堪えてしまいそうなので、鉢植えにしました。







キバナノセッコクは自生地で矢が直立することはありませんから、これが自然に近い姿です。

この方が断然魅力的なのですが、こうすると場所をとるので、棚では9割は直立させてます。

直立させた場合、30センチを超えるとバランスは悪いし邪魔だし、ちょっと困り者です。

そこで、サイズダウンさせるために昨年の新芽一本立ちにします。


ノッポな舞鶴を割りました。









ただし、勢いのある木はこうしても、せいぜいサイズアップしないように留めるくらいの効果しかありません。
たぶんこの芽は同じサイズに育つと思います。





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やっと植え替え開始

2018年03月13日 | セッコク・キバナノセッコクなど


先日、東海園さんのブログを見ると、「植え替えのラストスパート」なんて書いてあって、
「えっ?世間ではそうなの?」って思っちゃいました。

さぁ、何から始めようかと見回してると、キバナノセッコクの新芽が膨らんでるのが目に留まり、
そっちから手を付けることにしました。

もちろん芽が膨らむ前にやった方がいいのですが、いつもは新芽が伸びてる最中に植え替えていて、
何鉢かは必ず新芽を跳ばしていましたから、今なら新芽を跳ばすことなくできそうです。



まずはあの翠三蝶の矢伏せ苗2鉢。






7鉢になりました。












20年以上1鉢だったものが、我が家にやって来てからは順調に殖えてくれました。

ひとえに私の腕の良さによるものです。

今までキバナの変異個体の多くは、増殖されることなく絶種していったことでしょうから、
貴重な品種を栽培する者は責任重大です。


こちらも順調に殖えてくれた、南洲達磨。







キバナは新芽が下方に出る癖があるので、植え替えをきちんと出来ないことが想定される場合は、
こうやって高植えにしといた方が無難です。







続く

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梅百輪

2018年03月10日 | 庭の四季




いつもより随分遅れて、庭の梅が満開になりました。



旧庭から移植してちょうど1年です。


庭に植えた2本の梅はどちらも桃花で、紅梅&白梅は鉢植えです。





白梅がもっと欲しいとこですが、地表のバイカオウレンが代役を果たしてくれてます。













前回もバイカオウレンと書きましたが、我が家の8割はシコクバイカオウレンです。
どちらも系統が異なることを期待してあちこちから取り寄せてて、
少しずつずれながら長〜い間咲き続けてくれます。

シデコブシもほころびはじめ、桃花アセビ、ホンコンドウダン、桃花ツバキ、カタクリと、
もうすぐ庭はピンクに染まります。









そこにトサミズキも咲き始め、我が家は春のお花見シーズンです。



忙しくてそれどころじゃないですけど。

ツバキもいろいろ咲いてます。









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竹青海文透かし鉢

2018年03月08日 | 




前回が絵画的な竹の透かしだったのに対して、こちらは竹をデザイン化した模様の透かし鉢です。




かなり細く細かい透かしで、繊細さが際立つため、そっと抱くように扱わないと、
壊れてしまいそうに思えるくらいです。


















2015年の個展で手に入れたもので、我が家にある欅鉢の中で、これが一番のお気に入りです。
デザインと透かしの仕上がりもさることながら、全体のバランスが素晴らしいです。

好みやこだわるポイントは人それぞれですが、私は鉢で一番大事なのはプロポーションだと思ってます。

この鉢だけは飾って置かないように、箱から出しては眺めて撫で撫でしたら、必ず箱に戻してます。

展示にも使いたくないので、我が家の秘宝です。

ちょっと大袈裟ですね。箱入り娘です。




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