goo blog サービス終了のお知らせ 

蘭の国から

富貴蘭を中心に我が家の植物栽培や自生地紹介等など

翠扇

2017年07月02日 | 富貴蘭(花)



ずいぶん前に、フウラン花もの銘鑑を遊びで作ったことがありましたが、
確かこの品種を今の日本富貴蘭会の銘鑑の翠宝の位置に配してたと思います。

豆葉としても素晴らしく、さらにこんなに素敵な花を咲かせます。





クリーム色を帯びた素心の梅弁花で、クルッと巻いた距がチャームポイントです。







ある意味、最高の花ではないでしょうか。

しかし典型的な美人薄命花で、三日くらいしか持ちません。
極端に弁質が薄いのでしょうか、開いたその日から老化に向かってる感じで、
すぐに黄色くなってしまいます。

昔はそれを黄花だと勘違いして、ものすごい評価がされた時代があり、
松岡さんの本に掲載された頃には、なかなか実物を見ることすら難しい品種でした。

最近は随分買いやすい価格になったものですが、かと言って株立ちの売り物はなかなか出回りません。



また太い根が邪魔をして、なかなかいい形の株にはなりにくいものです。

この株はあれから約2年、子供はなかなか出ないし、形もイマイチですが、
あまり贅沢を言ってもいけません。花を楽しむのには十分な株ですね。




コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 展示品 | トップ | 庭木のキバナノセッコク »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

富貴蘭(花)」カテゴリの最新記事