蘭の国から

富貴蘭を中心に我が家の植物栽培や自生地紹介等など

神威と神威の中斑

2019年10月22日 | 富貴蘭(覆輪)


あれから4ヶ月、綺麗に花が咲いたので撮影しました。









先日、神威ってなぜ神威なの?と素朴な質問をされてしまいました。

神威はもちろんアイヌ語からきてるわけですが、具体的にこの品種とアイヌ語のカムイを結び付ける理由はありません。

最初にこの品種を見た時の印象が、躍動感のある葉に流れる白の三光中斑が神々しく見え、
何となく浮かんだ名前が神威です。

キバナノセッコクの神衣も同じ頃に付けた名前ですが、あちらは神秘的な斑と
天女の衣のような色合いから思い付きました。

さて、神威はたまに青葉の子供を生むことがあり、数枚目から遅れて柄が出て来ることもあれば
出て来ないこともあります。

そんな青子2本を寄せ植えにしてたら











青葉から一気に柄が出て、2本とも中斑になりそうな感じです。

秋田に行った木も、確か5枚目までは青葉でした。


さて、もう一度神威の名前についてですが、東海園さんが韓国からはじめて持ち込んだ木が我が家に来て、
名前がなかったので神威と名付けました。

翌年か翌翌年に2本目を買った時にもまだ無名でしたが、その後韓国で越波の名前で登録されたと聞きました。

こっちが先に命名してるし(たぶん)、日本では越波の名前はちょっと・・・と思い、神威の名前で通してます。

ただ、もし日本でこの名前で登録するなら、礼儀として韓国の登録者に事前に話をしておくべきだと思います。

以前古朝鮮の登録の際に、当初は別の名前で登録する方向で進んでました。

別に問題ないじゃん、との意見も多かったのですが、
私は「未登録なら構わないけど、他国とは言え登録品種なのだから、
許可を得る必要があるとまでは思わないが事前に報告くらいはしとくべき」
と、事前報告無しの別名登録には反対しました。

後でちょっと強く主張し過ぎたかなとは思いましたが、最終的には韓国の登録名での登録となりました。

お互い相手の気持ちになって考えると・・・なんて先日もそんなこと書きましたね。










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