あれから2年、たぶん前回紹介した、後冴えの黄縞と同じ木だと思います。
ここ10年程の間に、覆輪品種はアマミ系のみならず白翁や八洲の月、
スーパー剣龍など、既存のものを凌駕するような品種がたくさん登場して来ましたが、
縞ものにはそういった品種少ないですね。
冠雲峯は決して新しい品種ではありませんが、まだまだ普及していない品種で、
将来的には我が家で一番鉢数の多い品種となるであろう(もちろん大半は柄なしの木ですけど)、
大好きな品種です。
木姿や大きさ、縞の色や墨の入り方まで、あらゆる点で控えめですけど、
20年ほど前に初めて見た時から一目惚れでして、柄のある木は二度、
柄の無い木は何度も何度も何度も何度も買いました。
そう簡単に柄が出るわけではありませんが、そう出にくいものでもありません。
柄のバッチリ決まった木を購入するのもいいですが、こういった品種は柄のない木を複数、
出来れば系統の異なる種木を並べて楽しむのがいいかと思います。
我が家にはタイプの異なる完成した木がいくつかありましたが、
そのいくつかはお嫁に行きました。
以前の私なら、こんなに気に入ってる木、
しかも上柄の縞の木を出してしまうなんて考えられないことでしたが、
最近はある程度業者さんの言うことを聞くようになりました。
でも本音で、安い柄無しの木の方が楽しいと思ってるのですが、
そういう提案は業者さんの耳には聞こえないようです。
植え替えが一段落ついたら(今のところ目処は立ってませんが)、
柄のない木の中からいくつか選んで、定期的に変化をご紹介したいと思います。
冠雲峯の変化の幅はまだまだ未知数ですので、これから一生を掛けて見極めたいと思っております。
ぜひご一緒に楽しみましょう。