あれから1年半、徳島産の墨流し黄縞品種、阿波墨錦です。
ぱっと見は黒牡丹の黄縞にしか見えません。
ルビー根は出ないんですけどね。
今のところは。
でもいつかは白黄縞や白縞を生んで、ルビー根も出して、
ちょっとしたグループを形成するのではないかと思ってます。
50年後くらいかな。
さて墨を伴った縞(紅牡丹の縞や摺墨の縞はまた別の部類になります)に共通する特徴として、
どうしても縞の面積が増える程、墨は減ってしまいます。
そんな中この木は良いバランスを保ってます。
こちらは墨ばかりの木
葉の表面まで、墨がべったりです。
目立たないですが、その中にもしっかり縞の入った木もあります。
こちらは墨がごく僅かな黄縞の木。
私は持ってませんが、墨の全然流れない木もあるそうで、
もうすでに多少の系統分離が始まっているのかもしれません。
三加茂錦は別のものです。
私も作ってますが、三加茂の方がより小型で葉幅も狭いです。
縞は阿波よりも細かく、色は阿波よりも白いです。
阿波の方が見応えがありますが、
三加茂の方はどのくらいの率か
他所の個体のことが分かりませんが、
ルビー根を出しやすいです。
そう言えば三加茂はまだ紹介してませんでしたね。
そのうちここでも紹介しますね。
私の作っている三加茂錦は、黒牡丹に見えなくもないような雰囲気です。
中型の黒牡丹ぐらいの大きさで墨が全ての葉に流れており、縞が少し入っています。根に堅条線が入って、たまにきれいな根が出ます。
富貴蘭賛歌さんのブログを読んで、すっかり同じものと思っていましたが、もう少し様子を見ていきたいと思います。
三加茂錦のブログ掲載楽しみにしてます。