今日は、薫風の金牡丹芸、薫風牡丹(くんぷうぼたん)です。
本来薫風とは吟風の萌黄縞で、墨のしっかり流れるタイプに付けられた名前ですので、
それが黄縞に変化すれば吟風と呼ぶべきなのかもしれません。
しかし我が家では元々薫風だった木の殖え木には、系統名として薫風のラベルを付けています。
この木は細かい墨が流れ小型化し、黄縞が美しく且つ金牡丹芸を併せ持っています。
天葉の冴えは春が綺麗で、今はパッとしませんね。泥根も出すからまだいいものの、ルビー根はすぐに成長を止めてしまいます。
このタイプが出現してもう10年近く経っています。
私は吟風の魅力にはまってすぐ、いつか金牡丹芸!と夢見たものですが、それがあっという間に叶ってしまいました。
それはそれで嬉しいのですが、夢はあまり早く叶わない方が夢見る楽しみが長くていいような気もします。まあ贅沢な悩みですね。