雷ブログ

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ある大企業の社員食堂

2023年08月09日 09時00分00秒 | 雷日記

こんにちは。 落雷抑制の松本です。

 数年前の事ですが、暑い日に某大企業(重工業)の社員食堂でお昼を食べた時の事です。重工業で、建物に入らないような大きなものを製作しているので、ほぼ屋外に近い環境で作業をし、作業着も真っ黒に汚れて、この暑さの中で大変な仕事をされているのですが、社員食堂の粗末な食事に驚きました。野菜が多少入っていましたが、福神漬けだけがイヤに赤い、まるでスープカレーのようなカレーでした。値段は200円代で安かったのですが、暑さの中での仕事には足りないのではという質素な内容でした。日本の重工業が、このような昼ご飯を食する若者に支えられているのかと思うと申し訳ない思いをしました。 もし、我が息子が、社員食堂でこのような昼食を食べながら、作業着を真っ黒に汚して働いていると想像したら悲しくなるような風景でした。

 この会社の社長、いや工場長でも、この食事を知っているのかと疑問に感じました。会社の福利厚生予算ででも、社長のポケットマネーでも、鶏のカラ揚げを4、5個でも付けてあげれば、この粗末なカレーでもまあまあの内容になります。この会社、社員を大事にしない会社のようで、嫌いになりました。 こういう会社には正門に「労働災害無事故 X万時間到達」のような看板がかかっていたりしますが、それも怪しいものなのです。 少しくらいの労働災害はもみ消している実態があるのではないでしょうか? 

 私の父は、製鉄会社の現場で働いていました。そこは事故の多い職場で、父も一度、熱風を浴びて顔中包帯で帰宅しました。 当然、しばらくは家で休養かと思いましたら、会社にとっては、労働災害の発生を無かったことするために、働かないで医務室で寝てて良いので、とにかく出勤せよとのことで、顔に包帯を巻いたまま、満員電車で出勤をしていました。 私の大好きな父にこのような仕打ちをするとは、子供心に憤慨しました。労働組合も守ってはくれないのです。私が会社を嫌っても、父はその会社から給料をいただき、私はそれで養われているという事実。子供の頃の心を暗くしました。子供の頃に体験した、そういう社会の矛盾、冷たい一面は私にも大きく影響し、それ以来、私は大企業が好きになれないのです。 若い頃の就職試験も大企業は避けました。 私、一時は米国系の大企業に勤めましたが、今、一人になっての時間は大企業での年数を超え、日本の大企業に組しなかったのは誇りにさえ思います。

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