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製品カタログの読みかた その2 (営業資料 vs  学術資料)

2023年08月20日 09時30分00秒 | 雷日記

こんにちは。落雷抑制の松本です。

 会社には出勤していましたが、ブログはお盆休みをしていました。 この間も毎日、訪れてくださる方がいて、ブログの更新をしなくてゴメンナサイ! ここ「みなとみらい」では、ポケモンのイベントがあって、今まで見た事のない賑わいでした。 前に「製品カタログの読み方」のようなタイトルで書いたものと同じような内容ですが、別の見方です。

 実測した訳ではない単なる仮説であっても、それを専門家が読む学術誌であれば、議論の対象とするのは一向にかまいませんし、仮説を叩きあう事で進歩もします。 しかしながら、専門家ではない一般消費者向けの商品説明において、「仮説」で説明することは如何なものでしょう。例えば、癌に有効であるとか、脳梗塞が治るとか、検証されていない効能を含む広告をするの事はいけない事である位は常識で分かりますが、そこまで深刻ではない自然現象であっても、計測もしていない(実態はできない、不可能)のに、「X00mからマイナス電荷を集める」のような検証されていない事実をさも事実のように商業広告に使うのは、自ら自然現象を計測する事に興味もなく、その難しさについても無頓着であるからの事でしょうが、営業資料に書いてあれば、専門知識のない一般消費者はそれを検証されている事実のように思いこみます。

 カタログに書かれていること、1行1行を「検証された事実であるのか否か」と言う観点で読み進めなければりません。学術界の先生方は、仮説であっても、ご自分の信ずる理論を堂々と発言されますから、それを真実のように受け取ってしまいがちですが、先生の仰ることが先生の仮設であるのか、検証した事実であるのかを判定するフィルターを通して聴かねばなりません。学術誌であれば、仮説でも一向にかまいませんが、一般消費者向けの宣伝文であれば、学術の立場からは客観的な事実以外の発言は控えるべきで、それこそが、学術がおかしな宣伝から距離を保ち、学術としての高潔さを保つことになると考えます。

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