雷ブログ

落雷抑制システムが運営するブログ

米中関係の真実  日高義樹  KKベストセラーズ

2015年03月03日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

ニクソン大統領からオバマ大統領まで50年間、8人の大統領の政治を間近でみてきた日高さんが指摘するのは、米中関係を築いてきたキッシンジャー博士の仲間である「キッシンジャー・アソシエイト」が今なお米国の対中関係に強い影響力を及ぼしているとの事です。米国国内での政権への影響力のみならず、近代化を進める中国からもコンサルタントとしてかなりの顧問料を得てきたのは、世界と言う組織を維持するために中国の政治家たちを助け、いずれ中国が民主国家として成長すれば、米国だけでなく世界のためになるとの思惑であったとの事。 ところが、キッシンジャー博士の期待どうりには中国は育っていないのです。

昨年の環太平洋軍事演習リンパックにおいて、弱気のオバマ大統領は、この演習に中国を参加させたのみならず、米国空母での中国軍の訓練まで請負って来て、いくら何でもそこまではと言う海軍の強い反対で、中国海軍に対する米国空母での訓練こそは行わなかったもののオバマ大統領の国内だけしか見ていない戦略の無さが対中国のみならず、対シリアへも弱腰で、この弱腰こそが世界の混乱に拍車をけけているのです。この中国の厚かましさこそが日本に欠けているものなのです。

太平洋を挟んだ遠い米国のお人好しの国民感情からすれば中国を敵とは考えられないのであるが、実は、中国はアヘン戦争以来、西欧諸国に侵略、略奪されてきた歴史の中で、ヨーロッパとアメリカに対しては強い敵意が存在していると見なしています。中国政府の日本に対する敵意むき出しの姿の延長線上にいるのは実は西欧諸国で、そのポチに見える日本がまずは身近な敵なのでしょう。

日中の2国間の話だけではなく、両国の背景である米国とのそれぞれの関係で3角関係の中での複雑さは、現実世界の事でありながら小説よりも面白いものがあります。


〒231-0023 神奈川県横浜市中区山下町24番地8
SOHOステーション 605
落雷対策専門の株式会社落雷抑制システムズ
電話 045-264-4110
公式サイト http://www.rakurai-yokusei.jp/
Eメール info@rakurai-yokusei.jp
人気ブログランキングへ
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 速さは全てを解決する SP... | トップ | 「ひらめき」の設計図  久... »
最新の画像もっと見る

雷日記」カテゴリの最新記事