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電気についてはインフラ後進国

2012年06月20日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

先日、日本は良い国だと言いながら、上げたり下げたり忙しいのですが、良い国であるから今のままで良いと言っている訳ではありません。先日、某御客様のところで、接地と避雷についてお話しさせていただく機会がありました。同席したのは某IT企業の方でした。この世界企業の目指す所は正しいのですが、少しだけ日本の現状とのギャップがあります。それは日本が、インフラ後進国だからです。

「接地」システムなど、一般の方には殆ど関係無い事ですが、建物の保安用、電気設備の保安用、情報設備の機能用など、建物の中には独立した電気を使用するシステムが多々あります。それが急激に増加したのは、この30年位の話しで、私が会社勤めを始めた頃は、オフィスには電卓、ソロバン、湿式複写機【今はオフィスからは消えています】位しかなく、電気はほぼ照明だけの時代でした。

ところが、照明/電力に加え、情報配線、セキュリティ用配線、ビル管理用の配線などビルの中は目に見えませんが、床下、壁の中など配線のジャングルになっています。この中で世界水準【先進国から見た】に遅れているのが電力配線です。PC等が3ピンのアース付きプラグが付いていても、壁のコンセントには2穴しかありまえせん。日本の電力配線は、分電盤ではアースがあっても、その先の末端まではアース配線はしていないのが普通です。TT式と呼ばれる2線式のか片側がアースされた配線なのですが、これは欧米から見るとかなり貧しい配線です。

「コンクリートから人へ」などと、日本のインフラが全てでき上がってしまったような前提でいるようですが、日本のインフラはまだまだプアな面は多々あります。それと老朽化も迎えています。社会インフラを災害に対して強固なものにしていく、そういう流れの中で世界水準に後れを取らないようなインフラへと作り変えて行くべきです。国家戦略の中で一番大事なのはエネルギーでしょうが、そこがフラフラしている状態では電気配線など枝葉末節のことではありますが。。。

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