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名前負けのブログにならないように雷関連の話題  PDCEの効果検証について

2017年10月05日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは。  落雷抑制の松本です。

「雷ブログ」という名前なのに一つも雷の事が書かれていないとのお叱りを受けましたが、このブログ、土日以外はほぼ毎日ですから、残念ながら、毎日毎日、雷の事ばかり書いてもいられないのです。 ネタ切れになってしまいます。 ということで、久しぶりにPDCEの効果をどのように証明するかについて、今後の計画も含めてお知らせします。  理論・放電実験・実証試験の3本柱でPDCEの効果を証明して行こうと思っています。

理論
電気通信大学の早川先生とともに、電界シュミレータを開発し、コンピュータ・シミュレーションにおいてでも実験結果の裏付けを取れればと思っています。 早川先生は、現在、早川地震研究所を主宰されていますが、電磁気学が専門分野の一つで、現在は、電磁気学的な地震予知もされています。

放電実験
試験というのは各社が勝手な設備で勝手に行うのではなく、国の知見を結集した「工業規格」において定められた、試験装置、試験方法、評価方法などの下で行うべきで、その工業規格として「避雷針の性能比較」が規定されているフランスの工業規格で試験しています。 先日の渡仏は、そのためでした。 この放電試験は、地面と雷雲に見立てた上部電極の間の電圧を徐々に高めてその日の放電電圧を測定できるものであり、保安器の試験に用いるような直列のキャパシタに電荷を蓄え、いっぺんに印加する単なる放電試験ではなく、地面と雷雲の間での電界が徐々に高まる自然の落雷に近い形での「落雷の試験」ができる設備で試験しました。

実証試験
おかげさまで8年目の迎え、今までに設置した現場での落雷情報も集積され、長い期間での実績が摘み重ねられてきました。通常の避雷針と同じ高さで高所に並べて取付け、どちらが雷撃を受けやすいかの試験も冬の雷の多い日本海側で5年間行いましたし、特定地域に数百台を設置した地域への落雷が減少しているデータも4年間、積み重ね、より信頼のおけるデータになってきています。

以上のような3本柱を整備すれば、今までと異なる理屈の避雷針で、なるべく「落雷を招かない」という避雷針の効果について胸を張れるものになることを目指しています。 弊社は、単なる販売行為だけではなく、このような効果の裏付けを取るための試験を重ねながら販売を進めています。

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落雷対策専門の株式会社落雷抑制システムズ
電話 045-264-4110
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