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展示会場の質

2020年01月08日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは。 落雷抑制の松本です。

昨日、展示会場について述べましたら、それについての質問がありましたので、もう少し詳しく説明します。

 日本での展示会ですが、展示会の主催者からスペ-ス(小間)を借り、そこに自社の展示ブースを作ります。 展示会が終了すると、その日のうちに取り壊しますから、一般入場者が会場を出るとすぐに取り壊しが始まり、それはまるで竜巻でも通過したような廃墟になります。 前回の展示会(気候変動・災害対策Biz 2019)では、弊社も3小間で出展し、そこに作った展示ブースには270万円ほどの費用を要しましたが、3日間の展示会の後は、跡形もなく取り壊し、大型廃棄物に姿を変えました。 経師で装飾用に貼った紙に「再生紙」であると言い訳しても何にもならないほどの大量のゴミになります。 各社が競って作る展示ブースは、実に3日限りの大型廃棄物なのです。 保管して次に使うと言うのも保管コストがかかり、現実的ではありません。 自前のブースと言うのは環境面からは好ましくないのです。 自前のブースを作らないものもありますが、これは使用されている間仕切りがチャチで重い展示パネルを吊り下げる強度はありません。 情けないほど安普請なのです。

 展示会の種類にもよりますが、欧州での展示会では、仕切り壁の強度が高く規格化されたレールが上下2本壁面にあり、そこに展示物を載せた重さが 10kg もあるような展示パネルをの裏面にも固定用のレールと同じ間隔でレールに引っ掛かる部分があり、簡単に壁面に固定できます。 展示会の種類により、出展会社は各種の展示パネルを用意し、それを会場に持ち込むだけで立派な展示ブースになります。 また、区画ごとに上下水道もあり、流し台と冷蔵庫が付いたユニット型のキッチンを持ち込めば、冷たいワインやホット・コーヒも食器が洗えますから、紙コップを使うことなくお客様に飲み物を提供できます。 なるべく無駄なゴミを出さないと言う点では、さすがに環境への配慮は進んでいます。

 日本の会社だけであれば、そのようなチャチな仕切の展示会であっても、文句を言う人はいないかと思いますが、欧州の会社であれば、欧州で使用される展示パネルをそのまま使えない日本の後進性については文句の一つも出てくることでしょう。IRと共に、欧州並みの展示会を開催できる展示会場が欲しいものです。

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