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TPP その2

2011年11月09日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

現在の仕事を始める前は、スイスの通信部品の会社(R&M)をやっていました。16年前、このスイスの会社の日本駐在事務所を開き、業績を上げて日本支社に昇格させました。その駐日事務所や日本支社を開設する時、何ら特別な手続きなどありませんでした。レストランなどは食品安全の点で保健所への届け出がありますが、金融や医療等の分野以外の一般の企業でしたら、物足りない位に何の手続きも無く外国会社の日本支社を簡単に開設できます。日本は、とっくの昔から既に開国されているのです。管首相が「平成のカイコク【開国】」と言った時、「平成のバイコク【売国】」と聞こえてしまいました。耳が遠くなったのでしょうか、あるいは、言葉はそれを発言した人のイメ-ジで受け手が解釈してしまうのでしょうね。

昔からの諺でも「Do as a Romans's do in Rome」(ローマにおいてはローマ人のように振る舞え)とありますように、外国ではその国の文化、慣習を尊重して振る舞うべきです。 自分流のやり方をそのまま外国で通用させようというのは、あまりにおごり高ぶった姿勢です。そしてそのやり方が日本で通用できなければ、被った損害を日本政府に賠償を求めることのできるなんてとんでもない話しです。明治の初期でしたら、外国文化を学び日本に無い部分はそのまま制度を輸入しても良かったかもしれませんが、既にどの分野もでき上がっています。

日本の仕組みが良ければ、外国の仕組みを持ってきても対抗できるのではないか? という意見もありますが、「悪貨は良貨を駆逐する」の喩えのように良き習慣/風習/社会制度は、悪い奴に負けるのです。私が子供の頃は、「立ち食い」「歩きながらの飲食」は、悪い行儀の見本でしてこれをすると叱られました。しかし、マクドナルドが日本に開業し、歩行者天国ができた頃から、この良き習慣は消え去り、今や立ち食いや歩きながらの飲食は普通の事になってしまいました。日本の良き行儀作法は資本主義に葬られてしまった、お行儀の「良さ」が「悪さ」に駆逐されてしまった一例です。

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