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32m の柱に取付けました

2013年03月13日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

ある工場の屋根一面に太陽光発電パネルが敷き詰められ、その太陽光パネルを落雷から保護するために工場を挟んで2か所に高いポールが建てられPDCE避雷針を取付ける工事が無事に終了しました。 ポール【柱】と言えば最も有名なのは電柱で、これは高さが概ね15m未満になっています。 15mを超える場合には建築確認の申請が必要になりますから、何万本も電柱を必要とする電力会社では、申請作業の負担が大きすぎるので申請の不要な15m未満で建てる場合が多いようです。

この柱、高さと費用は正比例と言うより、指数関数的に高くなるようで高さが2倍になると、費用は2倍どころでは済まないようです。通常の電柱程度であれば、電柱の全長の1/6を埋め、地面の中には「根かせ」と呼ばれる線路の枕木のようなものを2本クロスさせて地面の下で電柱に固定し動き難くしています。しかし、高さが30mを超えるようであれば、もっとシッカリとした基礎が必要になり、地面に穴を掘り、土を動かす工事となると費用がかかります。

今回は、申請手続きにも建設費用にもメゲズ、立派な柱が立ちました。最近は、太陽光パネルの普及と共に、これを落雷事故から守ることに真面目に取り組む方が増えてきました。今までお会いした方の中には、42円で買い取ってもらえるうちに早く償却したいので最小限のコストを目指すと言う方が多かったのですが、社会インフラとして自覚と共に、シッカリした設備を作る会社が増えてきたのは嬉しい事です。それでなくても不安定さが残る自然エネルギーですから、落雷などに負けていてはならないのです。落雷は落とそうとしても必ずしも狙ったところには落ちてくれません。落とさないための努力が必要なのです。

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