雷ブログ

落雷抑制システムが運営するブログ

ソニー・ホンダモビリティの新型車「アフィーラ」

2023年10月20日 09時00分00秒 | 雷日記

こんにちは。落雷抑制の松本です。

 TVのニュースで見ましたが、ドアにはハンドルが無く、顔認証でドアが開くそうです。これだけ見て、アカン!と思いました。 機械系にはド素人のIITオタクがIT技術をを駆使したつもりの車を作っても、そんなに甘いもんやオマヘンデ! 車体表面の空力的な抵抗を減らすために、従来のドア・ハンドルをドアに埋め込んだ平たい板のようなハンドルの車がありますが、衝突事故で中に人が閉じ込められた場合、この薄っぺらな板のハンドルでは外から開けるのに力が入らず、開けられない。そんな救助をする消防士さんたちの声を知らないで「顔認証」など取り入れるのは機械システムの設計としてはかなり未熟なように思えます。そんな目新しさを追うのではなく、事故で少しばかりの変形が生じても、無理やり開けられる力を入れられる棒状のドア・ハンドルが一番安全なのです。衝突でドアが歪み、車の中は人は気を失い、火災が始まる。。そんな時、どの様にドアを開けて中の人を救出するつもりなのか?

 家の鍵をスマホと連動させ、ドアの傍に行けば自動的にドアが開く。大昔の人が見たら、まるで魔法なのですが、電気錠と機械式の錠とどちらがよいか? 何も事故の無い平穏な場合には、電気式が便利なのですが、非常時の事を考えると機械式が安全なのです。例えば大地震の時、建物内の全てのドアを開放にしても良いのか? これは、その部屋のセキュリティレベルにより異なり、開けてはいけない部屋もあります。それが電気で制御されていて、そのおおもとの電気が停止したら?  中にいる人は自由に出られても外からの侵入者は防がねばなりません。 電気があれば、簡単なロジックで如何様にも制御できますが、肝心の電気が無くては機能しない。 電気など無くても機能する機械式の方が非常時には安全なのです。

 ソニーとホンダという、日本を代表するお利口さんの集まった会社ですから、何かの策はあるのでしょうが、私のようなジジイにケチを付けられるようでは、奇をてらっただけで実用性という面ではイマイチなように感じました。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする