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FBI vs 警視庁捜査一課  TVドラマの比較

2022年06月21日 09時00分00秒 | 雷日記

こんにちは。 落雷抑制の松本です。

 土曜日の夜は WOWOW での FBI を楽しみにしています。 45分で解決するテンポの良さが好きなのですが、日本との違いが随所に見られ、これも警視庁モノとの対比が面白いのです。 とにかく、米国では女性が強い。男性とのペアのチームで動きますが、男性並みに銃を構えて容疑者宅に踏み込み、容疑者が逃げれば走って追いかけ、身柄確保の際には格闘もします。スカートなどはいて女性におさまっていないのです。このセクションの ビッグボスも女性なのですが、容疑者の身柄確保から逮捕まで命令し、狙撃銃や軍用ライフルを装備した軍隊並みの部隊まで動かし、時には狙撃命令まで、こんなに権限があるの?と思うほどです。 日本であれば、裁判所からの令状であるとか狙撃の命令など何人も集まっての会議になる事でしょう。このボスの下にいる捜査員は、ICTのプロで、米国では国民がソーシャル・セキュリティ番号で登録されているからなのか分かりませんが、犯罪歴のデータや指紋照合データを駆使して大型モニターに次々に容疑者と関連のありそうな人を検索し、街角の防犯カメラの映像まで簡単に入手し、携帯電話の位置情報もアクセス可能で容疑者の居所を突き止める「検索名人」のようなスタッフが多数います。現場に踏み込む「手足部隊」とそれをサポートする「頭脳部隊」が明確に分かれているのは、いかにも米国の組織です。米国社会での女性進出、捜査がDX化されている点など、実に小気味よく捜査が進みます。

 FBIは、全国区ですから、市警の垣根を越えて全国レベルでの検索が可能のようです。 これを見て思ったのは、日本の今までの住民登録であれば市町村による保管でしょうが、日本でも電子化されたデータ(マイナンバー)の管理はどこになるのでしょう? 私、興味がないので未だ、マイナンバー・カードは作っていませんが、これに指紋データ、犯罪履歴、金融機関での口座番号などがリンクされていて、全国の警察がそれを利用できれば警察の捜査ははかどる事でしょうが、確か、日本でのマイナンバーは、米国のソーシャル・セキュリティ番号とは異なり、個人データは一元管理されないと聞いた覚えがある気がします。 これも日本らしく中途半端です。 マイナンバーでは、カードの事ばかり騒がれますが、大事なのは個人が持つカードではなく、あの情報が何処にどのように管理され、アクセス権が何処まで解放され、何のデータとリンクれているかなのです。 こういう枝葉末節ばかりを騒ぐのはいかにも日本です。

 FBIと比べると、ホワイトボードに容疑者の写真を貼り付け容疑者とその周囲の人の関連を説明していく警視庁モノのドラマは、モニターに即時に映されるFBIと時代の差を感じてしまいますし、日本での女性刑事は聞き込み中心で、捜査本部のお茶くみであったり、あくまで脇役が多いのです。また、夜を徹しての張り込みなど、ドラマ自体は45分でも事件解決までの時間がかかるのも日本らしい事です。 捜査会議での所轄と本庁との差別的に近い階級差なども本当にあるのでしょうか? 捜査一課長に対する敬礼であるとか、『ホシを必ず挙げる!』の号令に呼応するのは体育会系の部活のノリで日本らしさが出ています。いわば、全員が「手足部隊」で「頭脳部隊」がいないのは、いかにも日本の組織です。 情報システムを利用しつくすFBIの捜査方法と足で稼ぐ集団主義の警視庁。 どちらが良い悪いではなく、ドラマとはいえ、現実とはそれほど大きな乖離は無いでしょうから、日米の文化比較という点からも面白く楽しんでいます。

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