同窓会に行けない症候群 鈴木信行 日経BP

こんにちは。　落雷抑制の松本です。

　数年前に出版されたものですが、同窓会に出席しない理由の分析が甘くて、期待外れの印象が残った本です。　２年半ぶりに高校のクラス会への出席を誘われましたが、出席しない事にしました。　出席しないとしたら、自分自身の事としてこの本のことが思い浮かびました。　出席者全員が７０歳を超えたクラス会です。　初対面の高齢の方と会うのは何ともないのですが、高校時代は人生で一番元気な時代で、その時代を共に過ごした時の面影が残ったハゲ頭とか、昔の元気な面影が残る老けた顔、顔、顔。これを見ると、高校を卒業してからどんな人生を送ってこのように老けてしまったのだろうと、自分のことは棚に上げ、悲しさが先に立ってしまいます。　昔の時代に戻って、高校生当時の高校生の間での乱暴な言葉使いまでが復活してしまうと、その老け顔が一層みじめに映り、高校生の頃から少しも成長していないような気の毒な感じさえしてしまいます。　この３年、コロナで出会う機会が無かった時代に鬼籍に入った人もいて、出席者は年々、減少することでしょう。　

　前回は６０歳後半で働いているのは私も含め８人中二人だけでしたが、今回は働いているのは私一人だけとのことです。　クラス会のメンバーは、７０歳前半であれば、まだまだ元気なのに働かないでいるという人生観の違いも積極的に会いたいと思う人種ではなくなってしまいました。　類は友を呼ぶというか、私の周りでは私よりも高齢の先輩でさえ元気に働いている方が多く、そのよう方々からは、あの歳ではあれくらい元気でありたいという自分の短期目標となります。　私の知り合いの現役最年長は８８歳で、目つきは青年のような若々しい眼差しの方がおられ、この方は私の目標です。　会うことで、相手に何がしかのプラスの意識を感じさせるような、そんな高齢者になりたいものです。

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