発注者としての至らなさ

こんにちは。　落雷抑制の松本です。

　弊社の新聞や雑誌などに掲載する広告々の素案は私が作っていますが、これが印刷用の原稿として仕上がるまでには、制作者（デザイナー）さんとのやり取りが複数回ありますが、発注側として最初から意図を十分に伝えきれていなかったことを反省することが多いのは、依頼する時に全体の図柄を発注側として完全にはイメ－ジできていない所に問題があります。　キャッチコピー、広告の文案、使いたい写真をデザイナーさんに渡すと、３つぐらいの候補が出てきます。　今回は、洋上風力発電関連の雑誌への広告でしたので、文書を読めばそれは分かるはずなのですが、

①　高層ビルを背景とした案が出されましたので、そのビルを風力発電にしてくれと変更の依頼をました。
②　すると山の上の風力発電設備の絵になりました。　日本には、陸上に大きな風力発電施設を作る場所はなく、これからは海の上の洋上風力であることはニュースでも報道されている事で、デザインのセンスだけでなく経済情勢についても理解が必要になります。
③　海の上の大規模な風力発電の施設の図ができてきましたが、背景が青空でした。　広告のイメージとしては、いつも明るいものを基調にする習性でしょう。
④　弊社の製品が活躍するのは、雷雨の時ですから、明るい空ではなく、雷雨のような暗い雲と稲妻を加えるように依頼しました。

これで、文面と背景の図柄が一致して臨場感のある広告になりますが、デザイナーさんの側から言えば、それならそうと最初から指示してくれとの思いがある事と思います。　依頼者としての私の方はと言えば、、デザイナーさんが出してくるのを修正しながらアイデアが固まるので、最初からそういう構図が出来上がってはいません。　という事で、毎回、デザイナーさん泣かせの仕事なのですが、これは発注側としての至らなさと自覚しながら、デザイナーさんのアイデアに期待して自分で最終の構図を決めてしまわないようにしているのも事実でして、私のキャッチ・コピーと文章から、デザイナーさんに適切な背景の図柄を作ってもらうまでの改良のための共同作業と理解していただければと思います。。良い広告が出来上がりそうでとても楽しみにしています。

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