雷ブログ

落雷抑制システムが運営するブログ

台風と雷

2020年09月07日 10時30分00秒 | 雷日記
こんにちは。 落雷抑制の松本です。

 台風は勢力圏が大きく、何日も前から報道されますが、雷雨は極めて局所的ですので、死傷者が発生した場合には、少しだけ報道されますが、それ以外にはあまり報道されません。 では、報道されないからあまり発生していないのかと言うとそうでもなく。弊社には連日、多くの問合せを頂き、新型コロナの中ですが都内はもとより、先週は大阪・京都・福岡へ出張し、今週も市内と山形を予定しています。 建設前からPDCEの設置を予定していただき、それが競争入札になっている案件も数件、今年に入って毎月約50台の納入が続いています。 それだけ落雷の被害も増え、被害に遭われた方には切実な話なのです。

 被害のほとんどは、直撃雷に遭ったという事なのですが、通常の避雷針を付けているのですから、そこに落雷するのは当然の話なのですが、問題は、避雷針に落雷した雷電流が避雷設備の目的とする「安全に雷電流を地面に拡散する」と言うようにならず、その過程で電子/電気器具を破壊してしまう事に困っておられるのです。 雷電流など、できる限り流れてこないのが一番なのです。 よく言われるのは、「お前は自分勝手なヤツだ! 自分のところに落ちてきた落雷を隣の家に投げてしまうのか?」ということですが、落ちてきた落雷を方向転換させるような巨大なエネルギーはありません。 一方的に落雷してくるという考えがそもそもの間違いで、落雷は、地面側からのお迎え放電を受けて地面とつながるので、「お迎え放電」を出さないようにすればそこには落雷しないのです。 避雷針の先はその名の様に「針」ですから、尖った部分は放電し易く、上空に向かって「お迎え放電」を上げて、そこに落雷を呼び込んでいるから、避雷針に落ち易いだけなのです。

 10年前にこのビジネスを始めた時よりは確実に知名度も向上し、営業もし易くなりました。 これから温暖化が進むと、空気中の水蒸気量も増加します。雲の基となる水蒸気と核となるチリも必要ですが、これも大気汚染がすすみ、気温が高くなり、上昇気流も強くなり、チリも水蒸気も多くなれば、雲も多くなります。 この傾向は大きくなるばかりですから、今後の気象災害の増加は、残念ながら避けられない方向です。 先日訪問した会社は、「想定外」を言い訳にするなとの会社方針となったとの事です。 過去になかったことが当たり前のように発生すると、年寄りの経験値など価値がなくなる訳で、高齢者の住み難くなる要因は、社会現象だけでなく気象現象にもあるようです。

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憲法改正を実現する1,000万人ネットワーク 美しい日本の憲法をつくる国民の会

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