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日本の遅れはディジタル化以前の話

2020年09月23日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは。 落雷抑制の松本です。

 確かにデジタル化で後れを取っているでしょうが、その前に根の深い遅れは沢山あります。 古くなって実情に合わない法律ががんじがらめで効率化を阻害しています。 そして既得権益を守られた古い体質が新しいものの参入を拒み、ガラパゴス化していくのです。 表面だけデジタルにしても体質自体がアナログなのですから、大した変化にはなりません。 古い法律が新しいモノの参入を拒んでいることは、例えば、法律が長生きし過ぎて現代の実情に合わないのです。 

 お役所の調達に関しては、昭和20年代に決められた上限価格を超えると公開入札となり、如何にも公正な調達手続きのように見えますが、昭和22年と現在の貨幣価値を比べると、私の年齢よりも古いのですから、この70年以上も何の改定もせずにルールだけが生き残っていることがおかしいのです。 憲法も含め、法律の賞味期間はせいぜい10年程度とし、その都度見直しをして、時代の変化に合わせるべきです。 法律は制定された当時の時代拝啓を基に作られるでしょうから、それを70年も引きずっていることを止めるべきです。

 民間においても、よその会社をお訪ねする場合に5~6名のグループで訪問することをよく見かけます。 大会社ほど、大人数のグループでの訪問が多いのですが、無駄な話です。 大勢で訪問することが相手への礼儀の様に思われているのか? まあ、大きなプロジェクトであるほど、関わる方も多いのも事実ですが、以前、大人数のフループの訪問を受けていたこともあり、その時の米国人の上司も、大した用でもない儀礼的なものまで毎回5~6名の訪問を受けて面食らっていました。

 生産現場でしたら、かんばん方式のような生産性の良い方式を編み出す日本ですが、オフィスの世界での慣習が古い場合が多いのです。 しかし、コロナ騒ぎでの在宅勤務とか、徐々に古い体質を換える兆しは出てきています。 日本の自縄自縛を解くには、自分の身の周りにある「岩盤規制」や「既得権益」は何なのかを国民一人一人が考える事が大切ではないでしょうか? 菅総理も、その方針を出されていますが、国のレベルを決めているのは、政治のレベルだけでなく、国民のレベルなのですから、政治だけに丸投げして、文句を言うだけでなく、身の周りのおかしなことに「おかしい」と声を上げるべきです。

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