雷ブログ

落雷抑制システムが運営するブログ

悟無好悪(さとればこうおなし)  先入観とサヨナラする難しさ

2020年04月21日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは。  落雷抑制の松本です。  本日も昨日に続いて一年前のものです。

 今日も、禅の言葉で心に留まったものを紹介します。 漢文ですから、読み順は、基本は上から下(左から右)ですが、途中でレ点で順番が変わりますが、今日のは、4文字ですから、眺めるだけで意味は通じます。 

 物事を判断する時に、世間での評判(他人の意見)、先入観(自分自身の色眼鏡)、自分自身の価値観などを通じて判断します。 これは当然の事であって、この複雑怪奇な社会を渡る時に純真無垢で相手の言うことをそのまま信じてはかえって危険です。 その自分の価値観と偏狭な先入観との差がどこにあるのか? これは自分自身の判断の材料、価値観の基準を常に広げるように心がけていなければなりません。 一方的に信じる前に刑事ドラマにあるように「裏を取る」。その発言の真偽を確認し、反対側の意見がどのようなものかに気を配ることも必要です。 判断も二方向性で、AがBをどのように判断したかは、Bが判断されているのみならず、Bをどのように判断したかということでAも判断されている立場でもあります。

 欧米人と対峙する時、彼らはキャラが強い方が多いですから、そのキャラの強さに屈し、押されがちになります。 また、日本人同士であっても「個性の尊重」などと言わる中で、押しの強さだけを売りにするような方も時折お会いします。 禅の言葉で先入観を持たないで子供のような素直さで物事を判断せよと言われると、そのバランスをどこで取るのかの難しさを感じます。 人が成長するということは、見分を広め、物事の理解を深めることですが、それが凝り固まってしまえば、吸収力も落ちます。 逆に吸収力ばかりで百科事典的に色々な事実を理解していても、「お前の意見は何なんだ?」と問われた時に複雑な事情を知り過ぎるが故に何も言えないのでは、これは役に立ちません。  

 まあ、凡人としてできる事は、「なるべく」柔軟な心を持てるように努力するということで、断定的な答えが出ません。 そこが凡人たる所以でもあります。

〒220-8144  神奈川県横浜市西区みなとみらい 2-2-1
横浜ランドマークタワー 44階 4406
落雷対策専門の株式会社落雷抑制システムズ
電話 045-264-4110
公式サイト http://www.rakurai-yokusei.jp/
Eメール info@rakurai-yokusei.jp
憲法改正を実現する1,000万人ネットワーク 美しい日本の憲法をつくる国民の会


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする