こんにちは。落雷抑制の松本です。
エジソンが誕生する約100年前にベンジャミン・フランクリンにより発明された「避雷針」。 英語では、単に「Franklin Rod」、「Lightning Rod」、「Air Termination System 」と呼ばれているだけですが、漢字で表すと、たったの3文字で「避雷」という目的と「針」という形状まで表現してしまうのですから、漢字の表現力は強力です。 ただ、「避雷」というのはマクロに見た場合のことで、本当の機能としては「雷を被る」という意味で「被雷」と呼ぶべきで、これは、雷を避けるのではなく雷を「飛び込む」ために付けているのです。 ところが、自然現象は気まぐれで必ずしも「避雷針」に誘導できず、そこに誘導したとしても、そこに流れる強力な雷電流による被害が発生するのですから、なるべく呼び込まない、「触らぬ神にタタリなし」が良いのです。 エジソンが30歳の時に「エジソン電気照明会社」を起業して電気が実用になり、それから140年が経過して今や電気の時代になりました。 何故、オイルランプ時代と同じように雷電流を呼び込もうとするのか? 140年前といえば、日本でもチョンマゲを止めていた時代ですが、「避雷針」というチョンマゲを未だに担いでいるのです。
ベンジャミン・フランクリンは、政治家でありながら電気の研究者としては、まだ植民地であった米国ではトップクラスで、電気におけるプラスとマイナスの概念もフランクリンの功績ですが、エジソン誕生の100年も前ですから電気は実用になっていなく、オイルランプの時代でしたから雷電流などいくら流れても何の影響もない時代でした。 それから270年が経過し、今やオフィスビルは勿論、一般家庭にまで電気製品であふれています。 避雷針(正しくは「避雷システム」)は、建物自体の保護のために設置するもので、電線を流れる雷伝流から電気製品を保護するには「保安器」が必要です。 弊社のPDCEは直撃雷対策のためのもので、電線を流れてくる誘導雷には保安器が必要です。 直撃雷は呼び込まないようにし、誘導雷は保安器で護るという多重防御が必要なのです。
避雷針が何故、「針」なのかと言えば、針の尖った先端から上空に向けて「お迎え放電」を出して、そこに落雷を誘導するためです。 落雷を積極的に呼び込まないためには、「お迎え放電」を発生させないように先端の形状を「針」でなく、「球」にしたほうが、落雷を受け難くなります。 そこで「避雷針」ではなく「避雷球」と言う言葉を登録商標としました。今は、「避雷針」が市民権を得た言葉になっていますが、法的には「避雷システム」の中の受雷部となり、「突針」との名称は残っていますが、「避雷針」は既に死語になっています。「避雷球」なる言葉も市民権どころか規格にも出てこない言葉ですが、より正確に実態を表しているのは、雷を受けやすい「被雷針」と受け難い「避雷球」です。 私ごときが、ベンジャミン・フランクリンのような偉人に対抗するつもりは全くありませんが、時代背景が変化し、「積極的に落とす時代」から「なるべく落とさない方が良い時代」へと変化しているのです。
今から100年後、このブログを呼んだ方は皆いなくなりますが、100年後に「避雷球」なる言葉が一般化しているか否か、知る由もありませんが、避雷針に変わり「避雷球」が普及するか否か、大きな夢なのです。
〒220-8144 神奈川県横浜市西区みなとみらい 2-2-1
横浜ランドマークタワー 44階 4406
落雷対策専門の株式会社落雷抑制システムズ
電話 045-264-4110
公式サイト http://www.rakurai-yokusei.jp/
Eメール info@rakurai-yokusei.jp
エジソンが誕生する約100年前にベンジャミン・フランクリンにより発明された「避雷針」。 英語では、単に「Franklin Rod」、「Lightning Rod」、「Air Termination System 」と呼ばれているだけですが、漢字で表すと、たったの3文字で「避雷」という目的と「針」という形状まで表現してしまうのですから、漢字の表現力は強力です。 ただ、「避雷」というのはマクロに見た場合のことで、本当の機能としては「雷を被る」という意味で「被雷」と呼ぶべきで、これは、雷を避けるのではなく雷を「飛び込む」ために付けているのです。 ところが、自然現象は気まぐれで必ずしも「避雷針」に誘導できず、そこに誘導したとしても、そこに流れる強力な雷電流による被害が発生するのですから、なるべく呼び込まない、「触らぬ神にタタリなし」が良いのです。 エジソンが30歳の時に「エジソン電気照明会社」を起業して電気が実用になり、それから140年が経過して今や電気の時代になりました。 何故、オイルランプ時代と同じように雷電流を呼び込もうとするのか? 140年前といえば、日本でもチョンマゲを止めていた時代ですが、「避雷針」というチョンマゲを未だに担いでいるのです。
ベンジャミン・フランクリンは、政治家でありながら電気の研究者としては、まだ植民地であった米国ではトップクラスで、電気におけるプラスとマイナスの概念もフランクリンの功績ですが、エジソン誕生の100年も前ですから電気は実用になっていなく、オイルランプの時代でしたから雷電流などいくら流れても何の影響もない時代でした。 それから270年が経過し、今やオフィスビルは勿論、一般家庭にまで電気製品であふれています。 避雷針(正しくは「避雷システム」)は、建物自体の保護のために設置するもので、電線を流れる雷伝流から電気製品を保護するには「保安器」が必要です。 弊社のPDCEは直撃雷対策のためのもので、電線を流れてくる誘導雷には保安器が必要です。 直撃雷は呼び込まないようにし、誘導雷は保安器で護るという多重防御が必要なのです。
避雷針が何故、「針」なのかと言えば、針の尖った先端から上空に向けて「お迎え放電」を出して、そこに落雷を誘導するためです。 落雷を積極的に呼び込まないためには、「お迎え放電」を発生させないように先端の形状を「針」でなく、「球」にしたほうが、落雷を受け難くなります。 そこで「避雷針」ではなく「避雷球」と言う言葉を登録商標としました。今は、「避雷針」が市民権を得た言葉になっていますが、法的には「避雷システム」の中の受雷部となり、「突針」との名称は残っていますが、「避雷針」は既に死語になっています。「避雷球」なる言葉も市民権どころか規格にも出てこない言葉ですが、より正確に実態を表しているのは、雷を受けやすい「被雷針」と受け難い「避雷球」です。 私ごときが、ベンジャミン・フランクリンのような偉人に対抗するつもりは全くありませんが、時代背景が変化し、「積極的に落とす時代」から「なるべく落とさない方が良い時代」へと変化しているのです。
今から100年後、このブログを呼んだ方は皆いなくなりますが、100年後に「避雷球」なる言葉が一般化しているか否か、知る由もありませんが、避雷針に変わり「避雷球」が普及するか否か、大きな夢なのです。
〒220-8144 神奈川県横浜市西区みなとみらい 2-2-1
横浜ランドマークタワー 44階 4406
落雷対策専門の株式会社落雷抑制システムズ
電話 045-264-4110
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Eメール info@rakurai-yokusei.jp