雷ブログ

落雷抑制システムが運営するブログ

雷を招いても解決にならない

2018年01月17日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは。 落雷抑制の松本です。

北陸の某TV局のアンテナ鉄塔に落雷し、TV放送が長時間に渡って停止したとの事です。 このニュースを聞いて、弊社の販売代理店の数社から営業に行きたいとの相談がありましたが、「やめた方が良い」と言うアドバイスをしました。 落雷事故が発生し、その後始末が済まないうちに落雷対策の製品の営業に来られたらお相手は不愉快な思いをするのではと思ったからです。 私は臆病なので少し時間を空けてからと思いましたが、ツワモノがいるもので営業に行かれたようです。

この鉄塔、当然のことながら一番上にはいわゆる「避雷針」があり、そこに落雷を招いていますが、北陸の冬の雷はとてつもなく強力なものがあり、通常であれば事故には至らなくても、例外的な事態が発生してしまっても不思議はありません。 雷電流のような強力な電流を積極的に招くということ自体が無謀なのです。 放送設備が損傷したので「事故」と呼ばれるでしょうが、避雷針に着雷するのは「事故」というより当然の物理現象です。ただ、その電流が想定を超えたので機器が損傷しただけの事で、「事故」というより「自然災害」の範疇でしょう。 高さ5mの堤防を越える津波が堤防を越えたのと同じですが、この津波については誰も「事故」とは思わず、「自然災害」と思うのが普通です。

避雷設備は、雷電流を安全に地面に拡散することが目的ですから、積極的に落とそうと、なるべく落ち難くしようと、落ちた後の事は同じなので、雷電流を安全に地面に拡散するという点では、従来型もPDCEも同じことです。 ただ、「積極的に招く」か、「なるべく招かないか」の違いだけです。 「触らぬ神にタタリなし」。 雷電流など、なるべく呼ばない方が良いに決まっています。

こちらのTV局j様には何回となくお訪ねしたことがありますが、その時にPDCEが決まっていれば、今回の事故が無かったかと言えば、それは分かりません。 PDCEを取付けても万全という訳でもありません。 そこで、現在の形のPDCEよりもさらに効果の高いものも開発しまして、これはフランスの大学の研究所に持ち込んで試験しましたが、そこの設備の最大電圧を印加しても放電しませんでした。 弊社、現行のPDCEでも太刀打ちできない冬の強力な落雷にも新型の対策品は開発しています。 この冬には間に合いませんが、来年の冬の雷には、この新型で挑戦してみたいと思っています。

〒220-8144 神奈川県横浜市西区みなとみらい 2-2-1
横浜ランドマークタワー 44階 4406
落雷対策専門の株式会社落雷抑制システムズ
電話 045-264-4110
公式サイト http://www.rakurai-yokusei.jp/
Eメール info@rakurai-yokusei.jp
憲法改正を実現する1,000万人ネットワーク 美しい日本の憲法をつくる国民の会






  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする