ネイビーブルーに恋をして

バーキン片手に靖國神社

NIKON1で撮ったシリコンバレーのリス

2013-10-07 | すずめ食堂

わたしがこのブログ上で熱意を込めて紹介するので、
読者の皆様的にはすっかりおなじみとなった(かもしれない)「カリフォルニアジリス」。
普通に「リス」と言われれば思い浮かべる縞々尻尾のあれとは全く違うので、
最初見たときはわたしもびっくりしましたが、二年目ともなるとすっかりおなじみ。

何度か散歩コースの「ディッシュトレイル」のリス模様をお伝えしましたが、
今日は「ベイショア・パーク」という、マウンテン・ビューのグーグルの近くにある
自然公園(ゴルフコース付き)のリスの写真をお送りします。

ここにはディッシュトレイルほどたくさんは生息していないようですが、
野生の動物がたくさんいて禁止区域がたくさんあるディッシュトレイルとは違い、
ほとんど人間が行き来するような場所であるため、ここにいる鳥たちとともに
リスも保護されているような状態。
そのせいか、他の地域のリスに比べておっとりしている気がします。

で、冒頭写真。

なんかいいでしょ?
後姿なんだけど、ぼーっとヨットを見ている風情が。



この時にはフォーカスの合わせ方の練習をしていました。
おなかの前で手を組んでいて、かわいい。



この時にやっていたのは、ここで行われるサマーキャンプ。
ヨットやディンギー、カヌーの乗り方を子供に教えてくれる夏だけの教室です。
こういう教室が身近にあって、気軽に参加できるんですからね。
何をするのにも「メンバーシップ」が必要で、月会費を払ったりしなければならない
日本では考えられません。



別の日に撮った同じスクールの写真。
この日は一人乗りヨットの講習があるようでした。



5歳から15歳まで受け付けています。
ここに住んでいたら一週間くらいは息子を行かせてみたい。



さて。(このリス再登場)



このあたりのフィールドには、このようにグースが我が物顔に生息しているのですが、



時々撒かれた餌を巡ってリスと衝突があるようです。
といっても、リスは反撃しませんから、グースが追いかけまわしてくちばしでつつきます。
このリスは、右のグースにしつこく追い回されて這う這うの体で逃げていきました。

このグースにはボストンで写真を撮っていたら「シュー」という音を出して威嚇されたことがあります。 
ここのグースはそれほどではありませんが、結構気の強い鳥みたいですね。



冒頭写真とは別の日に同じ場所で水面を眺めていたリス。
もしかしたら同じリスかもしれません。



お祈りしているんじゃありません。何か食べてます。



穴から出て(ジリスは地中に穴を掘って住む)、じーっとしているのを
後ろから撮っていると、必ずしばらくしてから
「はっ!」と振り返ります。 

場所柄安心しきってているのかもしれません。
ほかの場所ではおそらくこんなことをやっていたらあっという間に
鷲か鳶のおやつになってしまうところです。

非常に隣接している場所でありながら、地勢によって全く性質が違う。
人間にとっても同じようなことが言えますね。

「どこに生まれたかでその生涯は決まる」

自分が日本人だから思うのかもしれませんが、日本に生まれてきただけで、
世界では「勝ち組」ではないかという気がします。
あくまでも「平均値」の話ですが。



というのは全く関係ない話ですが、



警戒心も全く見せず足元で平気でご飯を食べているリスがいました。



右目の瞼に切れ込みが見えますが、おそらくケンカでやられたのでしょう。
よく見ると右の耳の先もありません。
何度か目撃しましたが、リスのケンカはすさまじく、くんずほぐれつしながら
鋭い爪や、齧歯類のなんでも噛み砕く歯で相手を容赦なく攻撃しますからね。

ついでに、右手(前足?)をご覧ください。
なんと

小指を立てています。

グラスやカラオケのマイクを持つときに小指を立てるのは
「その筋」の方とか、気取っている人が多いという印象がありますが。

知り合いの女性歌手が、小指を立ててマイクを持っていましたが、
「マイクの持ち方にこだわる」歌手ってが結構いるらしいんですね。
一度、親指と小指の上にマイクを乗せてほかの三本で上から抑える、
という、非常に変わった持ち方をしている人がいて、訳を聴いたら、
「オリジナリティを出そうと思って」

・・・・・いや、そんなことにオリジナリティ要らないと思うけど。


話を戻して、このリスの場合、右まぶたをざっくりやられるほどの大立ち回りをした時に、
前足もやられてしまい、腱が切れてしまった可能性が高いですね。

ちなみに、人間の小指は、 隣り合った指を伸ばさないと伸ばしにくい「総指伸筋」だけでなく、
単独で動かすことのできる「小指伸筋」があるため、中・薬指に比べ独自で伸ばしやすいのです。
つまりこれらが、グラスなどをもつ際に小指が立てやすい理由です。

ピアニストはどの指も独立して動かす鍛錬を小さい時からしていますから、
何の苦も無く全部の指を一本ずつ出せますけどね。(自慢)




少し警戒しているような視線。



と思ったら、単に体勢を変えただけでした。
きみ、根性座ってるよ。



お食事中失礼しました。