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ネイビーブルーに恋をして

バーキン片手に靖國神社

浜松エアーパーク~パイロットスーツでコクピット

2013-07-01 | 自衛隊

カテゴリを「テーマパーク」としたのは、蓮舫に対する嫌味でございます。

さて、このエアーパーク、蓮舫があの刷新会議、通称仕分けで

「努力すれば客が呼べるはず」

と言い放って予算をカット(文字通りゼロ)にしてしまったわけですが、
少なくともこの施設、自衛隊組織と思えないほどのサービスをしています。

そう思ったのがこのコーナー。



格納庫のような展示スペースのわきにはこのようなブースがあります。
ここで、希望者は空自のパイロットスーツとヘルメットを借り、
ここにある、たとえば冒頭のブルーインパルスのコクピットで写真を撮ったりできるのです。



親子全員、サイズがそろっていますので、
こんな記念写真もOK。



カウンターにはなぜか「お貸しできないヘルメット」が。
これだけ「本物」なんでしょうか。

そして、右側のフィギュアの正体は?!



兄弟二人がそれぞれ張り切って出てきました。
気のせいか、後ろ姿ですらなにか決然とした意気が感じられます。



黄色いシャツの人はここの係員。
操縦席に座るサービスをさせたりする係です。

おそらくさきほどの二人の兄弟(双子?)だと思われ。
顔は消してありますが、この兄弟、子供ながらかっこよくて、
将来イケメン青年になる予定確実でした。

真剣な様子で説明を聞く兄弟。

そして時は流れて10年後、
兄=空自、弟=海自のそれぞれ戦闘機パイロットを目指す二人の姿があった。(←妄想)




勿論パイロットには女性もなれます。
わたしも時間があったらこの格好で写真を撮り、
いっちょブログネタに、と思ったのですが残念です。

それにしても、最近、行動の動機がブログ基準になってきている自分がいる。
ブログに繰られるわたし。
ブログに左右される日程。
ブログ基準のスケジュール。
なんといってもブログネタゲットのための無茶、無理。

いいのか?こんなことでいいのか?



ブルーインパルス仕様機の順番を待つ列は結構長かったので、
これも(ブログネタに)乗ってみたかったのですが、断念しました。

ここに並んでいる家族(+ばあば)は、パパと子供が飛行服。



ああ栄光の三菱F-1。
「零戦」ではなく「1戦」となった戦後初の三菱製戦闘機。



F-1戦闘機に並ぶ列にはお母さんと息子が。
後ろの家族は女の子だけが飛行服着用。
弟は・・・・・・・反抗期?

こちらは列がさほどではなかったので、並んで乗ってみました。



これです。

なわきゃーないですね。
わたしの前にいた親子です。

座席の外側に赤い三角形がありますが、ここには
「Ejection seat」と書いてあり、三角形の周りが
DANGERという赤字で囲まれています。

この横にも黄色いシャツの係員がいて、乗り方の指導、
カメラを持っていたら撮ってくれたり、危険なことをしないか監視していました。

乗り込むときには、
「座席に一旦片足を乗せてください」

ふむふむ、本物のパイロットも基本的にそうやって乗っていたのかしら。



これがF-1戦闘機のコクピットだ。

シートの座り心地は非常によかったです。←感想



ここでターゲットをロックオンするんですね?

「ターゲット、前方の黄色いテキサン!」

なんちゃって。

先日、車のセールスが見本車を持ってきたときにヘッドアップディスプレイの説明を聞き、
自家用車にすら普通に搭載されているのに軽く驚いたのですが、軍用機では
今はヘッドアップディスプレイどころか、ヘルメットに表示される
HMDヘルメットマウンドディスプレイが基準になりつつあるらしいですね。



コクピットパネルを拡大してみました。
右下のこれ・・・・・「ドッグファイト」

なんですか?ドッグファイトになったらランプが点灯?

「はい、あなた今ドッグファイトしてますよー」

ってか?
しかし、ドッグファイト真っ最中のパイロットにこんなランプの点灯を
見ている余裕が果たしてあるのか?

その他、左には「ロケット」「爆弾」
物騒なスイッチがさりげなく標準装備されておりますね。
やはりこのあたりを国産であるにもかかわらず英語表記にしたのは、
三菱なりの「配慮」というやつでしょうか。

F-1には、固定武装の20ミリ弾以外のものは爆弾もロケット弾も、
TPOに応じて各種、たとえばクラスター爆弾も可能であったとの由。



今となっては超アナログ。
アングル・オブ・アタック、攻撃射角の計器。



さてそれでは人気のブルーインパルス仕様T-2。
この時にはあまり並んでいませんでしたが、こちらに時間がありませんでした。

もしかしてロケット弾搭載してますか。

ブルーインパルスと書かれた上の部分は、
拡大してみるとすべて「危険」「注意」と書かれた表示です。
こんなにくどくど注意を喚起する必要があったのか。




あー、やっぱり乗ってみたかったな。操縦席。

エアーパークの案内によると、操縦席に乗ることのできる飛行機は
その日によって変わるのだそうです。
この日はF-1の日だったということらしいですが、このT-2はいつも乗れるようですね。

それにしても、頻繁に来れば、全部の飛行機のコクピットに坐れるわけです。

やっぱりすごいよね。
蓮舫の言う「努力」ってこういうことでしょう?
これ以上空自はいったい何をどう「努力」すればいいのか。




ちゃんとヘルメットを付けたミニパイロットが乗り込む様子を、
お母さんはハンディカムで激写。
係のおじさんも相好崩して見守ります。

そして階段途中で次に控える小さなパイロット二人は、なんとブルーの制服着用!

どうも、二種類から選ぶことができるようです。




ブルーのパイロットスーツ着用は女の子。

この、「パイロットに変身体験」企画ですが、ブースに行き申し込めば、
誰でもヘルメットと飛行服を借りることができますが、ただし
着用時間はわずか15分。

15分でいったい何ができるっていうの。
まあ、することってもコクピットで写真を撮ることしかできませんが、
もしブルーインパルスが長蛇の列だったら、写真も撮れないよ?

そして、コーナーの前に書かれた注意書きによると

「一回展示部分のみでの着用可。外にも二階にも行っちゃダメ」

ということです。
小さい子がぐずって、たとえばトイレに行きたいと言い出したりなんかしたら、
その時には本館に行くことが許されるのでしょうか。
もし15分を過ぎてしまったら、どうなるのでしょうか。

そんなどうでもいいことが気になるエリス中尉でした。



上の写真の部分拡大ですが、コクピット横にネームがありますね。

「CAPT. S. SATONOBU」

以前、練習機に書かれたネームを「整備責任者」のものである、と教えていただいたのですが、
これはちがいますよね?

先日、機体ナンバー731のブルーインパルスの操縦席に安倍総理が座って
その「731」に過剰反応する異常な国があったことで画像が有名になりましたが、
あの機体にはその時だけ

「Leader S.ABE」

と特別にペイントされていたという話を思い出しました。
となると、このペイントはそんなに頻繁に、かつ簡単に書き換えるものなのですよね?

だとしたら、このサトノブという名前は、「記念」としてあえて残された
「ラストパイロット」の名前ではないか?
そう思い調べたところ、このキャプテン・サトノブとは

第一単独機であった里信修一一等空尉

であるらしいことが判明しました。
最後にこのT-2に乗っていた里信一尉の名前が、この機体とともに
永久保存されることになったということです。


ところで、これらの写真を見ていたら、「パイロットスーツを着てコクピット」
是非実現させたくなってきました。
浜松基地航空祭のときにはまた前日から乗り込みますか。