
アメリカ西海岸生活、今日はこの周辺に生息する、
カリフォルニアの動物との遭遇についてです。
カリフォルニアの動物との遭遇についてです。

サンタクララのAirbnbは自然公園とそこから続くトレイルに隣接し、
家を出れば5分以内にその公園に到達できると前回お話ししました。
自然保護区は同時にそこに生息する生物を保護する場所ですが、
1ヶ月にわたる散歩中、鳥類以外にはあまり遭遇しませんでした。
家を出れば5分以内にその公園に到達できると前回お話ししました。
自然保護区は同時にそこに生息する生物を保護する場所ですが、
1ヶ月にわたる散歩中、鳥類以外にはあまり遭遇しませんでした。

木の根にできた水たまりで水浴びをする鳥。

しかし、最後の日、リスの写真を撮ることができました。
リスはわたしにロックオンされていることを察知し、
彼らの習性でぴたりと動きを止めてこちらを窺っています。
リスはわたしにロックオンされていることを察知し、
彼らの習性でぴたりと動きを止めてこちらを窺っています。

まだ青いドングリのようなものを咥えて巣に帰る途中でした。
これは、カリフォルニアジリスではなく、西部灰色リスという種類です。
ボストンなどの東部にいる「トウブハイイロリス」と全く同じに見えます。
ボストンなどの東部にいる「トウブハイイロリス」と全く同じに見えます。

2ヶ月目に引っ越しして次のAirbnbに移りました。
今度の家はMKのアパートに近いマウンテンビューで選びました。
住んでみて、そこから車でわずか7分で、毎年散歩に訪れている
ショアラインパークに行けることに気がつきました。
昔、Googleの@マークが看板になっていたところは、
新しくGoogleのG看板が設置されています。
今度の家はMKのアパートに近いマウンテンビューで選びました。
住んでみて、そこから車でわずか7分で、毎年散歩に訪れている
ショアラインパークに行けることに気がつきました。
昔、Googleの@マークが看板になっていたところは、
新しくGoogleのG看板が設置されています。

適度に小さくてボートやヨット、セイリングに最適なショアライン湖。
ここでは夏の間子供対象のサマーキャンプが開催されます。
ここでは夏の間子供対象のサマーキャンプが開催されます。

各種装備貸し出しのわかり易い料金表。
ペダルボート35ドル、カヌー35ドル、セイルボート50ドル、
自転車20ドル、ウェットスーツも10ドルで借りられます。
時間制ではなく、貸し出しは半日、あるいは一日から選べます。
ペダルボート35ドル、カヌー35ドル、セイルボート50ドル、
自転車20ドル、ウェットスーツも10ドルで借りられます。
時間制ではなく、貸し出しは半日、あるいは一日から選べます。

歩き出すと、早速日向ぼっこ中のリスさんに遭遇。

太陽の方向を向いてじっと立っています。
日中穴の中にいることが多いので、朝の光をチャージしておくのでしょう。
日中穴の中にいることが多いので、朝の光をチャージしておくのでしょう。
人間も朝の光を浴びることでメラトニンの生成が進み、
夜の寝つきが良くなるし、ビタミンD不足を補うこともできるので、
一般的には朝30分日光を浴びることが推奨されています。
夜の寝つきが良くなるし、ビタミンD不足を補うこともできるので、
一般的には朝30分日光を浴びることが推奨されています。
医者は最近の過度な日除対策に警鐘を鳴らしているくらいです。

ここにも日光浴リス。

あっち側に連れていかれたみたいな表情してます。
もはやこれは法悦の瞬間(とき)。

この部分は、一昨年まで工事中で全く芝のない状態でした。
無事工事が終わり、リスたちも帰ってきてここに安住しているようです。
無事工事が終わり、リスたちも帰ってきてここに安住しているようです。

高い木のてっぺんに止まって周囲を睥睨する猛禽類。

次の日も、木の頂上にいました。
とにかく高いところに止まるのが好きらしい。
とにかく高いところに止まるのが好きらしい。

その鳥をバズーカ砲のようなレンズで撮影しようとしている人。
ここに来るとかなり頻繁に上級機材持ちのカメラマンと遭遇します。
ここに来るとかなり頻繁に上級機材持ちのカメラマンと遭遇します。

何年か前、カリフォルニアの旱魃で、この周辺は水が干上がり、
ペリカンなどの水鳥の生息地が失われて、
強烈なドブの臭いが漂っていたことがあります。
ペリカンなどの水鳥の生息地が失われて、
強烈なドブの臭いが漂っていたことがあります。

今は水位も戻り、元のように豊かに水を湛える湖の姿になりました。

潮の満ち引き
強力な太平洋の潮流が1日2回ゴールデンゲートを通過し、
400平方マイルの湾表面に広がります。
潮は1日に2回、海に戻る引き潮となります。
この劇的な水の動きは、湾や周辺の塩沼、
干潟、小川、河川に生命をもたらします。
強力な太平洋の潮流が1日2回ゴールデンゲートを通過し、
400平方マイルの湾表面に広がります。
潮は1日に2回、海に戻る引き潮となります。
この劇的な水の動きは、湾や周辺の塩沼、
干潟、小川、河川に生命をもたらします。
と説明されています。

サウスベイのソルトポンド(塩田)再生プロジェクトは、
野生生物の生息地である湿地の改善工事です。
この看板は、工事の施工理由と期間を公共に向けて説明しています。
野生生物の生息地である湿地の改善工事です。
この看板は、工事の施工理由と期間を公共に向けて説明しています。

草原だった部分が全てこのようになっており、
工事車両が入ってきていました。
工事車両が入ってきていました。
工事終了は2028年の12月31日予定だそうです。

ショアライン湖まで戻ってきました。
右側の老紳士は白レンズ持ちです。
右側の老紳士は白レンズ持ちです。

水辺の鳥を撮影しているようでした。

アメリカの学校は6月から夏休みに入り、8月20日ごろ新学期が始まります。
このときはすでに子供のためのキャンプは終了していて、
彼らがディンギーやヨットに興じる様子を見ることはありません。
このときはすでに子供のためのキャンプは終了していて、
彼らがディンギーやヨットに興じる様子を見ることはありません。

白レンズの紳士も水際に沿って歩き出しました。

ここからは朝の活発なリスの様子が観察できました。
彼らは朝のうち巣の外に出て餌を食べ、陽を浴びて、交流します。
彼らは朝のうち巣の外に出て餌を食べ、陽を浴びて、交流します。

こちら、今から交流しようとするオスとタゲられたメス。

メスは今食事中なんだから!とばかりつれなくオスを追い払います。

いや、食事は・・・してない。
単に今その気分じゃないというか、相手が好みのタイプではなかった模様。
単に今その気分じゃないというか、相手が好みのタイプではなかった模様。

未練がましく様子を伺うオス。

ふんぞりかえるメス。
なんとなく、オスよりメスの方が貫禄あるというか、年上っぽい。
なんとなく、オスよりメスの方が貫禄あるというか、年上っぽい。

メスは食事を終えて日光チャージに入るところだったようです。

ビタミンDの不足を防ぐため、日光浴が推奨されていますが、
短時間で効率よく行うため「手のひら日光浴」なる方法があります。
リスも本能的にそれを知っているのか?と思わせる行動をしていました。
もっともこれはほぼ一瞬の仕草で、ずっとこうしていたわけではありません。
短時間で効率よく行うため「手のひら日光浴」なる方法があります。
リスも本能的にそれを知っているのか?と思わせる行動をしていました。
もっともこれはほぼ一瞬の仕草で、ずっとこうしていたわけではありません。

しばらくそんなことをやっていたと思ったら・・・

不意に周辺を掘り出しました。

結構深く掘ってます。

あ、なるほど。
トイレタイムでしたか。
トイレタイムでしたか。

この湖(というか池)の向こうはゴルフコースになっています。

スタンフォードディッシュと違い、ここは天敵が少なく、
人馴れしているせいで、かなり近づいてカメラを向けても逃げません。
特に大きくなった大人リスは、平然としています。
人馴れしているせいで、かなり近づいてカメラを向けても逃げません。
特に大きくなった大人リスは、平然としています。


前回来たときには土が剥き出しの状態だったのが、
今は緑に覆われてまるでそこはリス牧場。
今は緑に覆われてまるでそこはリス牧場。

そこでちょっとした動きがありました。
奥のオスが手前のメスにアプローチを始めたようです。
奥のオスが手前のメスにアプローチを始めたようです。

一瞬静止。
ん?これは一体どういう状況?
車でいうと並列駐車の状態なんですけど、これでいいのか?
ん?これは一体どういう状況?
車でいうと並列駐車の状態なんですけど、これでいいのか?

と思ったら、どうもメスの方が逃げ腰だったため、
オスが態勢を整えることができなかったようです。
オスが態勢を整えることができなかったようです。
このメスも「今はそんな気分じゃない」?

そそくさと逃げに入りますが、オスはついてきます。

逃げるメス、追いかけるオス。
そしてそれを見物している第3のリス。

追いついた!と思ったのですが、メスが反撃したらしく、
見事にひっくりがえってしまいました。
見事にひっくりがえってしまいました。
「ステーン」という擬音が聞こえてきそうなくらい見事な転び方です。

「てめーやりやがったなこの」
本気モードの追いかけっこになってしまいましたが、
結局メスは逃げ切ることができました。
本気モードの追いかけっこになってしまいましたが、
結局メスは逃げ切ることができました。

といったリス模様を追いかけているうちに、出発地点に戻ってきました。

水辺のサギも健在です。

クラブハウスのカフェが再開していたことを知り、
メニューを確かめてランチのときにTOと一緒にきてみました。

メニューを確かめてランチのときにTOと一緒にきてみました。

ターキークラブサンドイッチとサラダ。
以前クロワッサンが美味しかったのを思い出し、もしかしたら?
と一つ注文してみましたが、味は変わっていませんでした。
嬉しい。
以前クロワッサンが美味しかったのを思い出し、もしかしたら?
と一つ注文してみましたが、味は変わっていませんでした。
嬉しい。

カフェ専属のブラックバード。
客が残したパンくずなどで贅沢に生きています。
客が残したパンくずなどで贅沢に生きています。

続く。