ネイビーブルーに恋をして

バーキン片手に靖國神社

「大和です」を漫画化してみた

2012-07-25 | 海軍











この話を知ったのはいつのことでしたか。

私がホテル勤めをしていた頃の話。

ある披露宴、新郎が海自の方でした。同僚上司達は制服で出席。
披露宴も御披楽喜に近づき、新郎のおじいさんの挨拶がありました。

自分が海軍にいた事。孫が艦に乗っている事を誇りに思う事。
自分達の世代の不甲斐なさのせいで今の海上勤務の方達には
苦労を掛けていると思う事。
たとたどしくですが話されました。

同僚達は知らなかったらしく酔っ払っていたのが
段々背筋が伸びていき神妙に聞き入っていました。
挨拶が終わり高砂の席の一人が「何に乗っておられたのだ」
と尋ねると、新郎は小声で「大和です」
それを聞いた海自組一同すっ転ぶような勢いで立ち上がり
直立不動で敬礼を送りました。

おじいさんも見事な答礼を返されました。
私はその後は仕事になりませんでした。

いわゆるコピー&ペーストですみませんが、もしかしたら皆さまもインターネット検索の合間に
このちょっとした話を眼にされたことがあるかもしれませんね。

わたしは、最初に読んだとき、眼がうるんできてしまいました。
しかし、漫画にしてしまうとなぜか感動的ではない!なぜだ。

それだけでなく、「せっかくの話を台無しにするな!」
というお怒りの言葉が聞えてきた気がする・・・。

しかし、実はこの「大和編」は、あるパロディのための「マクラ」のつもりで描いたのです。
というか、パロディを描くためには「オリジナル」がないと、というので描かざるを得なかったのですが、
それがため、感動的な話がなんだかいつもの調子になってしまいました。



というわけで、何の愛相もない本文ですが、近々掲載予定の「雪風編」、(こちらがメイン)
どうぞお楽しみに!