珊瑚の時々お絵かき日記

夫と二人暮らし、コロナ自粛するうちに気がついたら中国ドラマのファンになっていました。

松山 道後温泉へ向かう

2016年12月10日 | 国内旅行

今回は、トラピクスさんの企業努力というか、

何とか価格を下げようという工夫をひしひしと感じた旅でした。

まず、飛行機はJALだったにも関わらず、マイルが付きませんでした。

我が家ではJALに乗ることは滅多にないので、マイルは貯まっていないのですが、

一応マイレージカードは出したくなりますよね。

「申し訳ありません。こちらはマイレージ対象外のチケットとなります」

意気揚々と出したカードを前に、そう言われたときは、思わず叫んでしまいました。

「えええ~JALなのに~?そんなチケットがあるの~!」

よほど低価格のチケットだったんでしょうね。

安いですからね~、文句は言えません。

マイレージ対象外のチケットでも、ちゃんと松山空港へ到着しました。

 

空港を出て、道後温泉へ向かおうと案内されたのはリムジンバス乗り場。

なんと私たち42名のツアーは、リムジンバスで道後温泉へ向かったのでした。

その時は、リムジンバスで?あ、そうなの、としか思いませんでしたが、

考えてみると、リムジンバスってれっきとした路線バスなんです。

私たちは路線バスで道後温泉まで行ったのでした。

いくらなんでも、バス会社との事前の打ち合わせはあったのでしょう、

始発ですし、42名がいち早く乗り込めば空席はありません。

だから、一般のお客様は乗れません。

路線バスですから、無駄と知りつつ、いちいち停留所に停まりながら行きました。

バスの扉がいちいち開閉するのが空しかったですが、しかたがありません。

路線バスですから、もちろん、ガイドさんはいません。

添乗員さんが事前にネットで調べたという道後温泉の情報を

しどろもどろで説明してくれました。

格安の旅行代金に満足しているツアーメンバー、何の文句もありません。

安いということは、スゴイことです。

 

さすがに、翌日からは、伊予鉄の観光バスでした。

ベテランのガイドさんによる素晴らしい案内で旅を満喫したのですが、

そのガイドさんがおっしゃるには、

「皆様、道後温泉までリムジンバスでいらっしゃったそうですね。

わたくし、それを聞いてビックリいたしました。

みなさまのスケジュールがどういうものか知りませんでしたので、

広島あたりから道後温泉まで、広島バスででもいらっしゃったのかと思ってました。

リムジンバスとはね~、思いもよりませんでしたね~。

私どもがお世話できたら、説明も十分にさせていただきましたのに・・・」

リムジンバスに仕事を取られた無念か、その言葉から察するに、

添乗員付きのツアーがリムジンバスで移動するのは、やっぱり異例なんでしょうね。

でも、安いということはスゴイことです。

常識を破って知恵を絞った企画力に感心したのでした。

 


四国へ行って来ました

2016年12月09日 | 国内旅行

二泊三日という短い旅でしたが、四国へ行って来ました。

一昨日の夜帰って来たのですが、札幌は-3度という真冬日で、

わかってはいたものの、家の中は冷蔵庫並みの寒さ。

靴下をはいた足の裏が、歩くたび床に張り付くほどの冷たさでした。

15度の土佐竜馬空港を飛び立って、-3度の札幌へですから、

18度の壁を乗り越えてきたわけです。

それでも、雪をかぶった景色を見てほっとするのは、住めば都ということなんでしょうね。

 

四国は夫も私も足を踏み入れたことがことがなく、一度は行きたいところでした。

でも、今年のうちに行くとは思ってもいませんでした。

それが、一人1万円の補助金が出ているトラピクスのキャンペーンツアーの、

一人約4万円というお知らせをもらって、急遽参加することにしました。

補助金がどこから出ているかは不明ですが、まあ、どこでもいいです。

四国へはどの空港へも直行便はありません。

羽田で乗り換えて、更に札幌羽田間と同じくらいの距離を飛ぶわけですから、

いかにこの価格が安いかがわかります。

補助金だ出ているばかりでなく、いろいろと企業努力が目に見えた旅でした。

写真の整理がまだなので、できたらアップします。

 

ところで、昨夜はフィギュアのグランプリファイナルの男子ショートをやってたんですね。

知らなかった~~

羽生君、トップだったようですけど、見逃しました。

悔しい~

今夜のフリーは必ず見るわ!

 

 

 


パリ3区の遺産相続人、何なのかな~

2016年12月01日 | 映画 ドラマ 観劇 その他 観る

パリ3区の遺産相続人」を観た。

マギー・スミスの家族再生の物語だというので、録画してあった。

 

50代後半の男性がニューヨークからパリへやって来る。

父親の遺産であるパリ3区のアパルトマンにやって来たのだ。

負け続きの人生を送って来たらしい彼は、

遺産のアパルトマンを売り払って再出発するつもりだった。

ところが、来てみると、そこには90歳の老婦人とその娘が住み着いていた。

そのアパルトマンは、ヴィアジェという契約物件だった。

ヴィアジェとは、リバースモゲージに似た制度だけれど、違いは、

売却価格が低いこと、売主が死ぬまでその家に住み続けられること、

月々のローンを売主が生きている限り、払い続けなければならないことだ。

契約後に売主が早く亡くなれば買主はラッキー、長生きすればアンラッキー、

一種の賭けだ。

彼が相続したのは、老婦人付きのアパルトマンだったのだ。

彼女が死ぬまで、売ることができないばかりか、

毎月2400ユーロのローンまで払わなければならない。

 しかも、その老婦人は彼に滞在中の家賃まで要求する。

行く先のない彼は、それに従うしかない。

 

不本意ながらもそこで暮らしているうちに、

父親とその老婦人の関係がだんだんとわかってくる。

かつて、彼らはともに配偶者のあるW不倫の関係だったのだ。

それを知ってなじる彼に、

「それがそれほど悪いことなのかしら」

開き直る老婦人

まあ、そこまでは良いとして、

「私は夫と結婚するしかなかったのよ。あなたのお父様は当時お金がなかったの。」

あんたはお宮か!

 

パリの愛人に心を奪われた父に愛された記憶のない彼、

自分の子ではないのではないかという疑惑で、父に愛されなかった老婦人の娘。

同じ境遇に二人の心は通い合う。

これは、お決まりの結末に行きついてハッピーエンドなのだろうなと思わせる。

でも、二人は、自分たちが同じ父親を持つ兄妹ではないかという恐れで

前へ踏み出せない。

娘は、自分の本当の父が誰なのか、母に問いただす。

その時の老婦人のセリフがスゴイ。

「私にだってわからないのよ。

そうだとしても、気にすることないじゃないの、その年では子供もできないんだし。」

唖然、でも、この人なら言うと思ったわ。

だけど、そういう問題か!

画面の前で思わず突っ込んでしまう私。

 

しかたなく、彼らは意を決して遺伝子検査に臨む。

その結果、二人に血縁はないと判明する。

ついにめでたしめでたしだ。

やっぱりね。

3人はこのアパルトマンで仲良く暮らすのだろう。

二つの家庭に不幸をもたらした女は、こうして幸せな老後をおくるのだ。

これって、家族再生と言えるのかしらね~。

したいことをした者勝ちだということなんじゃないのかな~。

 

 書き忘れていたけれど、老婦人はもちろんマギー・スミス。

ニューヨークから来た男性はケヴィン・クライン。

老婦人の娘はクリスティン・スコット・マーティン。

3人ともアカデミー賞俳優だそうです。