岡本りょういち の活動日誌(京田辺市議会議員)

◇命とくらしが大切にされる市政を◇

盲導犬所有者に助成を

2012年05月11日 | 活動
 視覚障害者の歩行の誘導や生活をサポートする盲導犬にかかる

諸費用に公的助成をしてほしいと、京田辺市で盲導犬と生活する

女性が声を上げています。

 この方は、同市で唯一、盲導犬を所有する森田君代さん(52)です。

同市保健福祉部に陳情しました。


 森田さんは、2002年から盲導犬を所有していますが、

現在、2頭目の「ダリア」に泌尿器の病気があり、療法食を要する

ために通常の約3倍の餌代(年間約9万7000円)がかかります


 ワクチン接種や医療的ケア、首輪やハーネスなどの諸費用を合わせると

負担は年間で20万円を超えます。

 育成にかかった費用や日常の生活サポートを考えると、「手放なすのは心苦しい。

せめて、必要不可欠なドッグフード代と医療費の助成をしてほしい」

と訴えています


 盲導犬の利点は、ヘルパーの方や白杖に頼るよりも自由に行動ができること。

「視力があったころのスピード感で歩け、好きな時に散歩や買い物に出かけられる」

と言います。

さらに日本では、盲導犬の普及率が低い理由に、経済負担を上げる人が多く、

「自己負担が少しでも軽くなれば、利用者も広がるのでは」と話しています

          
     【パートナーの「ダリア」と外出する森田さん】


 関西盲導犬協会などの調査(2010年)によると、何らかの助成をしている

近畿の自治体は、亀岡市で訓練経費、宇治市(京都府)で餌代の助成、

尼崎、姫路両市(兵庫県)で予防接種料減免と餌代助成、神戸(兵庫県)、

彦根両市(滋賀県)で予防接種などの減免を実施しています


 今後も引き続き市議会では、盲導犬にかかる医療費助成の実施を求めていきます
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2 コメント

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応援します (tonachani)
2012-05-31 21:30:09
はじめてコメントさせていただきます。
全日本盲導犬使用者の会のHP
http//guidedog-jp.net/
の自治体別育成費助成を見ると全国ではさまざまな助成が行われているようです。ぜひ、なんらかの助成が行われますように願っています。
パソコンからでは画像認証があるためにコメントをあきらめた視覚障害者の方がたくさんおられると思います。
応援していますので森田さん、ダリアちゃん、がんばってくださいね!
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Unknown (大田)
2012-06-04 13:45:40
はじめまして。
福祉関係の仕事をしている者ですが改めて、その人それぞれの立場にならないとわからない事があるんだと痛感しております。
盲導犬使用者のHPをみたところ、確かに自治体によってばらつきがあるようですね。
助成が行われますよう願っています。
森田さん、応援してますよ!
返信する

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