岡本りょういち の活動日誌(京田辺市議会議員)

◇命とくらしが大切にされる市政を◇

宮津市へ視察研修

2012年02月19日 | 活動
 京都府宮津市へ「地域新エネルギービジョン」の策定と取り組みについて説明を受けに行きました


 京都府宮津市は、人口2万人弱、総土地面積の約80%(1万3千ha)を森林が占めています。

林業の担い手も高齢化や後継者不足により、手入れされずに荒廃し、放置竹林が拡大し続けていました。

 宮津市の課題は、人口減少を食い止めるために、若者の働く場所の確保。

雇用創出が大きなテーマでした


 市長は、宮津市の強みを生かした地域資源活用型の「自立循環型経済社会構造」への転換として、

環境・健康・観光の3つのキーワードで元気な宮津づくりを目指しました。

 取組みとしては、H19年度に策定された「地域新エネルギービジョン」として、

主に自然エネルギーである太陽光発電・風力発電・バイオマス発電に着目しました。


 そこで、放置竹林を何とか活用できないかと考え

H22年4月に「バイオマスタウン構想」を掲げ、新産業の創出と農林水産業の活性化、

エネルギーの自給自足・地産地消。そして、バイオマスに着目した新たな観光・健康事業の創出など、

大きく3つの基本方針をたてました。


 新産業の創出と、竹のエネルギー化として「竹資源等木質バイオマスによるバイオエタノール製造及び

電力利用活用促進事業」をたちあげ、総事業費3億8千400万円(国助成金2億8千400万円)を計上し、

竹林再生整備計画の策定では、市内の自治会を対象に公募をかけ、100自治会中32自治会から

応募があり、現地案内や竹を無償提供して頂いています。

     


 H23年9月には、宮津市に賦存する未利用竹資源のチップ加工、粉体加工や液体燃料化に関する

技術実証を行うため、農林バイオマス3号技術を活用したバイオメタノールと、電力製造施設を開始しました。

 時間当たりの竹チップの製造量は850kg・竹粉製造量150kg・バイオメタノール9L・電力30kwが

製造できるそうです。

          


 今後の課題としては、竹資源の安定供給のために安価な伐採や搬出方法の確立。

竹資源を有効に活用できる市外企業とのマッチングなどが課題だと話されていました

 地域経済活性化と新たな産業の創出、そして竹の総合利用モデルとして、ぜひ成功してほしいと思います。

          

二月堂-お水取り「竹送り」

2012年02月13日 | 活動
 賢寺大御堂観音寺で行われた「二月堂竹送り」に参加しました。

       

 約1200年余の歴史を誇る東大寺二月堂のお水取りの籠松明に、

普賢寺から届けられた真竹が使われる伝統行事「竹送り」は、

山城地域の竹を住民らが東大寺に寄進する風習で、

戦前に一度途絶えましたが、京田辺市の山城松明講社の人々に

よって35年前に復活され、毎年この時期に営んでいます。

    

また、当日は行事に併せて普賢寺ふれあいの駅で「大根炊き」

の接待など、地元の協力もあり、賑わいをみせました。

       

 講社員は、この日早朝に掘り起こした真竹をトラックで

奈良阪付近に運搬。地元住民らと合流した後、

大八車に載せたりして二月堂まで運びました。

木津川マラソン(東日本大震災復興支援)

2012年02月06日 | 活動
 木津川を眺めながら河川敷を走る「第29回京都木津川マラソン」

が草内木津川運動公園で開かれ、41都道府県から過去最多の

5996人が出場しました
     
     

 制限時間のない大会として人気があり、毎年参加者が増えています。

最高齢者は90歳で、5キロの部にエントリーされ、東北からは

岩手、宮城、福島、茨木の4県から12人が参加。

遠方では、沖縄県から2名が参加しました

     
       【萌による太鼓の演奏】


 選手宣誓では、「被災地の復興とみなさんの支援をつなぐという

役割を果たすため、しっかりと走りたい」と仙台市からエントリー

された方から宣誓がありました。

     
  【開会あいさつをする山村実行委員長】


 大会を開催するにあたり、約700人のボランティアの協力があり、

無事に大会を終えることができました

     
        【スタッフジャンパー】

 岡本は、はじめて3キロの先導者を担当しました

     
    【3キロファミリーの部・表彰式】

 また、今回の大会は東日本大震災復興支援として、参加者1名につき

100円を集め被災地へ合計60万円を届けます

竹取翁 博物館オープン

2012年02月01日 | 活動
 京田辺市三山木(山本地域)に竹取翁・博物館が開館しました。

     
        【テープカットの様子】

 竹取物語の舞台となった山本駅跡や筒城宮、月読神社「かぐや姫」

に関連するものや、世界の民俗・考古資料等が並んでいます


 初日は、尺八演奏や人形劇団が「竹取物語」を公演するなどの

イベントが行われ、市内外から訪れた来場者を楽しませました。

 
 小泉芳孝館長は「開館にあたりボランティアの協力をはじめ展示物など、

みなさんに寄付をして頂き準備してきた。今後は、京田辺を中心とした、

京阪奈学術研究都市の基地となるよう、たくさんの方に来館して頂きたい」と挨拶されました

     
        【館長のあいさつ】


 同館は、土・日曜の午前10時~午後5時、祝・祭日の午前10時~午後4時開館

入場料は、大人500円、高大生300円、小中学生・子供200円