京都府宮津市へ「地域新エネルギービジョン」の策定と取り組みについて説明を受けに行きました
京都府宮津市は、人口2万人弱、総土地面積の約80%(1万3千ha)を森林が占めています。
林業の担い手も高齢化や後継者不足により、手入れされずに荒廃し、放置竹林が拡大し続けていました。
宮津市の課題は、人口減少を食い止めるために、若者の働く場所の確保。
雇用創出が大きなテーマでした
市長は、宮津市の強みを生かした地域資源活用型の「自立循環型経済社会構造」への転換として、
環境・健康・観光の3つのキーワードで元気な宮津づくりを目指しました。
取組みとしては、H19年度に策定された「地域新エネルギービジョン」として、
主に自然エネルギーである太陽光発電・風力発電・バイオマス発電に着目しました。
そこで、放置竹林を何とか活用できないかと考え
H22年4月に「バイオマスタウン構想」を掲げ、新産業の創出と農林水産業の活性化、
エネルギーの自給自足・地産地消。そして、バイオマスに着目した新たな観光・健康事業の創出など、
大きく3つの基本方針をたてました。
新産業の創出と、竹のエネルギー化として「竹資源等木質バイオマスによるバイオエタノール製造及び
電力利用活用促進事業」をたちあげ、総事業費3億8千400万円(国助成金2億8千400万円)を計上し、
竹林再生整備計画の策定では、市内の自治会を対象に公募をかけ、100自治会中32自治会から
応募があり、現地案内や竹を無償提供して頂いています。
H23年9月には、宮津市に賦存する未利用竹資源のチップ加工、粉体加工や液体燃料化に関する
技術実証を行うため、農林バイオマス3号技術を活用したバイオメタノールと、電力製造施設を開始しました。
時間当たりの竹チップの製造量は850kg・竹粉製造量150kg・バイオメタノール9L・電力30kwが
製造できるそうです。
今後の課題としては、竹資源の安定供給のために安価な伐採や搬出方法の確立。
竹資源を有効に活用できる市外企業とのマッチングなどが課題だと話されていました
地域経済活性化と新たな産業の創出、そして竹の総合利用モデルとして、ぜひ成功してほしいと思います。
京都府宮津市は、人口2万人弱、総土地面積の約80%(1万3千ha)を森林が占めています。
林業の担い手も高齢化や後継者不足により、手入れされずに荒廃し、放置竹林が拡大し続けていました。
宮津市の課題は、人口減少を食い止めるために、若者の働く場所の確保。
雇用創出が大きなテーマでした
市長は、宮津市の強みを生かした地域資源活用型の「自立循環型経済社会構造」への転換として、
環境・健康・観光の3つのキーワードで元気な宮津づくりを目指しました。
取組みとしては、H19年度に策定された「地域新エネルギービジョン」として、
主に自然エネルギーである太陽光発電・風力発電・バイオマス発電に着目しました。
そこで、放置竹林を何とか活用できないかと考え
H22年4月に「バイオマスタウン構想」を掲げ、新産業の創出と農林水産業の活性化、
エネルギーの自給自足・地産地消。そして、バイオマスに着目した新たな観光・健康事業の創出など、
大きく3つの基本方針をたてました。
新産業の創出と、竹のエネルギー化として「竹資源等木質バイオマスによるバイオエタノール製造及び
電力利用活用促進事業」をたちあげ、総事業費3億8千400万円(国助成金2億8千400万円)を計上し、
竹林再生整備計画の策定では、市内の自治会を対象に公募をかけ、100自治会中32自治会から
応募があり、現地案内や竹を無償提供して頂いています。
H23年9月には、宮津市に賦存する未利用竹資源のチップ加工、粉体加工や液体燃料化に関する
技術実証を行うため、農林バイオマス3号技術を活用したバイオメタノールと、電力製造施設を開始しました。
時間当たりの竹チップの製造量は850kg・竹粉製造量150kg・バイオメタノール9L・電力30kwが
製造できるそうです。
今後の課題としては、竹資源の安定供給のために安価な伐採や搬出方法の確立。
竹資源を有効に活用できる市外企業とのマッチングなどが課題だと話されていました
地域経済活性化と新たな産業の創出、そして竹の総合利用モデルとして、ぜひ成功してほしいと思います。