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岡本りょういち の活動日誌(京田辺市議会議員)

◇命とくらしが大切にされる市政を◇

2024年6月 一般質問の主な答弁と内容

2024年06月23日 | 活動
陸上自衛隊祝園分屯地(祝園弾薬庫)について
国は「安保3文書」に基づき、敵基地攻撃能力の保有、軍事費倍増、殺傷兵器の輸出解禁など軍拡を進めている。戦争の心配のない世界をつくるためには、憲法9条を守り生かした平和外交を進めるべきと考えるが、市長の見解を問う。

市長
 憲法が掲げる平和理念は大切にすべきものだと認識している。その上で、憲法の前文には、「平和を愛する諸国民の公正と信義を信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。」と書かれている。そのことからすると冷戦以降、特にヨーロッパにおいては、軍事費軍備に係る経費は非常に減少してきた。それは平和を享受したと一定いえるかと思いますが、それをウクライナの状況をみると、ひとつの転換点になった可能性があると危惧をしている。その上にたって、日本を取り巻く安全保障の環境である。
 例えば、台湾においても新総統が就任をされる段階に合わせて、台湾周辺における海域での演習などが頻発化することが起こっている。このような事は、東アジアにおける安全保障環境を厳しいものにしていると認識している。
 何かというと、「平和を愛する諸国民の公正と信義を信頼できる相手がいるのかどうかということを、やはりこの東アジアの状況では、私たちは真剣に考えなければならない場面ではないかと。その時において、確かに「平和主義」という理念を大切にしつつ、その厳しい安全保障の状況があるということは、私たちは認識しなければならない。
 その上で、日本の周辺は、力による領土拡大の意欲を隠さない国があるのも事実である。そういった所には、十分に警戒をする必要があると思っている。ただ、そのような情報が、国において適切に国民に対して、知らされているのかというとそうではない。安全保障3文書についても、そういう厳しい状況があるなかで、段階を踏んでこのようになっていることを適切に納得や理解が得られるような説明がされているかというと、まだまだそうではないと思うので、その部分については、国において理解が得られるように努められるべきと認識している。

祝園分屯地に火薬庫8棟など、約102億円をかけて整備する方針だが、その整備内容について問う。
危機管理監
 近畿中部防衛局から、祝園分屯地に火薬庫8棟、約102億円をかけて行う整備については、今後、国において整備内容が検討されると伺っている。

祝園分屯地で地震災害や火災・爆発事故、有事などが起きた場合、住民の安全がどう守られるのかを問う。
危機管理監
 祝園分屯地の火薬庫整備については、地震災害や火災・爆発事故などが起きた場合などについて、住民の安全をおびやかす要因がないよう整備が行われるものと認識している。

1960年に国と精華町が、祝園分屯地の施設の拡張はしないと合意した「確認書」がある。京田辺市としても、新たに弾薬庫を増設することに反対すべき。
危機管理監
 祝園分屯地における火薬庫整備については、我が国の安全保障に関わる国の専権事項であり、国において住民の理解が得られるよう丁寧な説明と適切な判断がなされるべきものと考えている。


土地利用規制法(重要土地等調査法)について
5月15日、土地利用規制法に基づき、市内の一部区域が「注視区域」となった。国は安全保障上重要な施設等の周囲約1キロメートルを「注視区域」に指定し、区域内の土地・建物で防衛関係施設の機能を阻害する行為が行われていないか土地所有者の住所氏名や国籍、利用状況を調査するとしている。
祝園分屯地の周囲約1キロメートルにおいて、本市で何軒の家屋や建物が対象となったのか。また国に対して、市民の監視を強める土地利用規制法の撤回を求めよ。
祝園分屯地の火薬庫建設計画及び、土地利用規制法の区域指定について、住民説明会の開催を求める。
危機管理監
①②「重要施設周辺及び国境離島等における土地等の利用状況の調査及び利用の規制等に関する法律」については、我が国を取り巻く安全保障環境の変化を踏まえ、防衛関係施設等の重要施設や国境離島などの機能を阻害する土地等の利用を防止するための措置について定められたものと認識している。
 安全保障上重要な施設等に関わる諸施策は国の専権事項であり、国において注視区域にある家屋・建物の状況等を含め丁寧な説明と適切な判断がなされるべきものと考えている。


交通安全対策について
 同志社山手地内の市道南田辺狛田中央線(北側)において、自転車歩行者専用道路のインターロッキングが修繕されても繰り返し段差となり危険である。
有効な修繕方法について検討するとしていたが、検討結果を問う。
修繕計画など、進捗状況を問う。
建設部長
①②南田辺狛田中央線歩道部については、これまでから段差発生の都度、修繕を行っているが、地下水による基礎砂の流動が原因と考えられる平板ブロック等のせり上がりが修繕した箇所とは別の位置で新たに発生している状況である。
 この状況を踏まえ、歩道部の平板ブロック等を撤去し、暗渠排水管を設置した上で、透水性のあるアスファルトにて舗装工事を実施する計画を進めており、今年度については、秋以降に工事着手する予定としている。
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