かつてのひまな野球人の記

野球が好きだった医者が書きたいことを書き散らすブログ。今は保健センター教員をしつつ神経内科医と研究者もやっています。

大事な権利

2010年07月11日 18時20分14秒 | 一般
今日は選挙の日。ここしばらく休日といえど落ち着いて選挙というのはなかなか難しかったので、選挙日に選挙に行くというのはなかなかなかったことである。
届いた紙を持って近所の小学校に行く。あとは流れ作業で、まず選挙区の投票用紙をもらって枠の中に鉛筆でさらりと何かを書いて、折って投票箱の中に入れる。その次に比例代表。これも紙をもらい、同じように何かを書いて投票箱に入れる。それで終わりである。個々のするべきことなどそれだけであるが、それが数多く集まればバカにはならないということである。
幸いというか、雨は夕方になるまで降らなかったようである。
何を書いたか?それはもちろん明かせない。人の名前と政党の名前を書いたことのみ明かしておこう。

ソリッドタイ

2010年07月10日 23時57分30秒 | 一般
久しぶりにネクタイを購入。今は仕事ではしていないが、もうしばらくしたら学生の頃のようにネクタイを締めようと目論んでいるところである。それはさておき、今日買ったのはソリッドタイ、つまり無地のネクタイである。
よくあるのはレジメンタルストライプだが、私は小紋のほうが好きである。それではソリッドタイを買った説明にはなっていない。つまりは手持ちにソリッドタイがなかったから買ったということで、言ってみれば挑戦のようなものである。難しいのは取り合わせで、オーソドックスではあるが、それだけに難しいわけである。簡単なものほど難しいとはよく言われる言葉だが、古今東西色々な局面で登場する真理なのであろう。
合わせてみるのが楽しみでもあり、怖くもある。

週末の前に

2010年07月09日 22時26分42秒 | 医者仕事
月曜日が転院日ということは事実上今日までに準備は済ませておかなければいけないわけで、そのためにするべきことはこちらからは診療情報提供書の準備である。後は看護サマリーとリハビリサマリーの依頼はもうやってあり、退院時処方も出してある。迎えの手配もして、あとは元気な状態を保ったまま送り出すことである。
今見ている限りではそれほどひどい状態でもなく安定しているのでそれほど心配することは多分ないだろう。ということで、準備はこちら次第ということになる。
もっとも、それしかやることがないともいえるのだが・・・。

ようやく一人

2010年07月08日 21時46分37秒 | 医者仕事
今日は一人が転院。
転院先探しは直接していなかったが、それでも入院中の処置や点滴などを色々としていた人だけに、やや感慨めいたものも残る。脳梗塞というのは急性期を乗り切れば後はどれだけ戻ってくるかはリハビリ次第というところがあるので、乗り切れればすぐに転院というのは望ましいのだが、現実問題としてそう簡単に転院先が見つかるわけでもない。
後は普通の退院と同じで、こちらはサマリーをまとめてカルテを病歴室におろす作業が残っているわけである。

朝顔の山

2010年07月07日 21時52分06秒 | 医者仕事
今日は入谷の朝顔市に行ってきた。
あいにく夜に行ったので、当然ながら朝顔は咲いているはずもなく、ところせましと並んでいるのは朝顔の鉢だった。残念ながら世話ができないので買うのはあきらめたが、活気があってすばらしかった。
あちこちに並んでいる鉢も明日の朝にはきっと次々と開花していくことだろう。

朝のどさくさに

2010年07月06日 19時09分34秒 | 医者仕事
今日は油断してしまい少々遅刻してしまった。いつものように何気なく入り込もうと思っていたら、どうも様子がおかしい。朝のカンファレンスも開かれている様子がなく、ちょっとした騒ぎのようであった。しばらく様子がわからなかったが、ようやく当科の患者が心筋梗塞を起こしたらしいということがわかった。結局カテ室に運ばれることになりうやむやのうちに朝は過ぎていった。
やるべきことはというと相変わらずsocialな仕事ばかりで、今日も電話をかける仕事にいそしんでいたのであった。結局来週に立て続けに転院が決まり、こちらもその準備で忙しくなることになった。当面は明後日の転院に向けての準備が一番であり、そのためにいろいろとやらなければならない作業がある。
明日も相変わらずそのような作業であろう。なかなか大変である。

脳を通して見えるもの

2010年07月05日 22時41分08秒 | 医者仕事
今日は再びBrain cuttingがあった。剖検例の脳を切り出しながらマクロの所見を病理と一緒にみていくというものだが、何しろ時間がかかる。剖検室でやるのだが、取りだしたあと固定された脳を見てあれこれ言うのを聞いているのはなかなか面白い。血管を見たり、脳の組織の色調を見たりで、そこから患者の様子を見ていくというのは探偵めいた部分もあり、それはそれで頭を使うというのでいいのだが、ただ見ているだけではいい加減飽きてくる。
それが一番の問題で、飽きてくると集中力も落ちてくるわけで、しまいには完全に上の空。見てはいるもののそれが処理されないような状況になるわけである。
それまでに休む時間が十分にあったこともあって、時間の使い方にはかなりムラがある。それが残念でならない。

メンテナンスの余波

2010年07月04日 18時15分22秒 | 医者仕事
当直帯には思わぬ陥穽があった。というのはたまたまオーダリングシステムのメンテナンスの時期に当たってしまい、オーダリングシステムがほとんどの時間全く使えなかったのである。その時間中の検査や処方はどうするかというと、昔ながらの紙伝票である。幸いというか、検査といっても採血とX線程度のものであり、入院もなかったので特に心配はいらなかったが処方箋を手書きするというのはなかなかないことであった。そもそも、最初の4文字を入力するだけのオーダリングに慣れているといざ薬の名前を書くときにちょっと困る。あるいは剤型の問題で、同じ錠剤でも何mg錠だったかを忘れていることも多い。
結局それほど混むことはなかったものの、いなくなることもなく時間は過ぎていき、眠ることなく朝になってしまった。
帰ってきた後倒れ込むようにして眠ってしまい、日曜日を棒に振ったような複雑な気分である。

月が変わると意識する

2010年07月03日 17時30分25秒 | 一般
月が変わり、また当直をしなければならない順番がめぐってきた。月の初めに2つ集中してあったので、先月は当直への解放感にあふれた時間が長く、つい月が変わってまた当直しなければならないことを忘れそうになるほどだった。
ここの病院の当直は外来当直なので、少し毛色が違うのかもしれないがいずれにしても忙しさは当直帯に押し寄せる患者数で決まってくる。基本的に(子どもを除いて)歩いてきた人は全てこちらで診なければならないので、日によるがだいたい十数人くらいだろうか。そんなにさっさとさばけることは少ないので時間はそれなりにかかってしまう。
そんなわけで寝られる時間はとれればいい方で、場合によっては全く寝られないこともありえる。
そんな当直が今日も回ってきた。さて今日は無事に済むだろうか?

ソーシャルなお仕事

2010年07月02日 22時01分51秒 | 医者仕事
ソーシャルというのはSocial、つまり社会的な仕事ということになるが、この場合は要するに転院先探しのことである。急性期が過ぎた後の脳梗塞はリハビリによってその後が決すると言っても過言ではなく、そのために回復期のリハビリをやってくれる病院に移すのが一番効率的ということになる。が、黙っていて手をさしのべてくれるところなどあるはずもなく、探す必要が当然ある。条件は患者によって様々であるが、大概何らかの厳しい条件を抱えているもので、なかなかいい場所は見つからないものである。
今日は電話をかけていくつかの病院にあたるということをしたが、医者のイメージの中にはあまり出てこないだろうと思われる仕事ではある。もちろん、これはこれで大事な仕事なわけで、なかなか難しいところである。うまく実を結ぶといいが、まだまだそれはこれからのことである。