かつてのひまな野球人の記

野球が好きだった医者が書きたいことを書き散らすブログ。今は保健センター教員をしつつ神経内科医と研究者もやっています。

ソーシャルなお仕事

2010年07月02日 22時01分51秒 | 医者仕事
ソーシャルというのはSocial、つまり社会的な仕事ということになるが、この場合は要するに転院先探しのことである。急性期が過ぎた後の脳梗塞はリハビリによってその後が決すると言っても過言ではなく、そのために回復期のリハビリをやってくれる病院に移すのが一番効率的ということになる。が、黙っていて手をさしのべてくれるところなどあるはずもなく、探す必要が当然ある。条件は患者によって様々であるが、大概何らかの厳しい条件を抱えているもので、なかなかいい場所は見つからないものである。
今日は電話をかけていくつかの病院にあたるということをしたが、医者のイメージの中にはあまり出てこないだろうと思われる仕事ではある。もちろん、これはこれで大事な仕事なわけで、なかなか難しいところである。うまく実を結ぶといいが、まだまだそれはこれからのことである。