POWERFUL MOMが行く!
多忙な中でも,美味しい物を食べ歩き,料理を工夫し,旅行を楽しむ私の日常を綴ります。
 





 2008年9月29日に宿泊した「ユナイテッド・ホテル(The United Hotel、國聯大飯店)」(台北市大安區光復南路200號)は、華美な装飾を抑え、ビジネス客をターゲットとしたホテルです。「飯店簡介(About us)」でもしっかりとうたっています。

國聯飯店是國内第一家以極簡(Minimalism)為主要設計架構的時尚商務飯店,捨去華麗的廊柱及誇張的水晶吊飾,以隱藏於壁面所投射出的柔和光線,及自然建材的搭配,將飯店内的氛圍呈現出内斂簡約的舒適感。(The United Hotel has been offering outstanding accommodation and service to guests since the first day we dedicated to this business. Unlike many hotels in Taipei, the United Hotel embraces a simple, natural, minimalist approach, without extravagant pillars and crystal chandeliers. Rather, soft concealed lighting and simple yet stylish furniture enhance the beautiful sense of space and harmony, bringing balance and perspective to our hectic lives.)

國聯大飯店座落於光復南路上,位處繁華熙攘的東區商業金融中心,距離捷運站步行僅一分鐘,鄰近世貿中心、101 大樓、國父紀念館、東區及信義精華商圈,無論在交通、購物、商業、金融等各項生活機能均擁有得天獨厚的優勢。(With an excellent location in the center of Taipei City, and close to the most convenient transportation services, the United Hotel is one of the best choices for the business traveler.)


 ベッド

 バス

 ウォッシュ・スタンド

 海外ホテルの予約サイト「Apple World」では、「MRT国父記念館駅から徒歩約2分。光復南路に面した茶色の18階建てホテル。館内は穏やかな色彩を用いたモダンなデザイン。客室も現代的な印象ですっきりとまとめられている。無駄のないシンプルな内装が日本の女性客にも人気。」と紹介されています。

(info) AppleWorldでの「ユナイテッド・ホテル」(UNITED HOTEL、国聨大飯店)の情報。



 たしかにアクセスはいい。ホテルの周辺に「MRT(捷運、地下鉄)藍線(Orange Line、オレンジ・ライン)」の「國父紀念館」駅の出入り口が徒歩数分のところにいくつかあります。ホテルのドアマンの話では、「光復南路」と「忠孝東路」の交差するところにある出入口よりは、ホテルの玄関を出て左に折れて行ったところにある出入口の方が交差点を渡らなくて済むから、便利だとのこと。



 私たちが台北に入ったときには、台風が接近中でした。台風には名前が付けられます。気象庁が台風と認めるとその年の1月1日から発生順に「台風第○号」と番号をつけて呼びます。 2000年からは番号だけでは覚えにくいなどの理由から台風にアジア名が付けられるようになりました。「世界気象機関(World Meteorological Organization、WMO)」の日本ほか14カ国(地域)が加盟している「台風委員会」が作成したアジア名のリストが準備されています。動物や植物、山名、河川名、気象現象などの主に自然にちなんだ名前が加盟各国(マレーシア、フィリピン、ミクロネシア、タイ、ベトナム、中国、香港、韓国、北朝鮮、マカオ、ラオス、カンボジア、アメリカ、日本)の言葉で用意されています。

 2008年の台風15号は「チャンミー(Jangmi)」。韓国の委員会から提出され、「ばら」を意味しているのだそうです。中国語にすると「薔蜜」。これが非常に大きな勢力を保って台湾に上陸したのです。



 私たちがホテルにタクシーで乗りつけたとき、ホテルの玄関は板が打ち付けられていて、どこから入っていいのか分からず暫く立ち尽くすことに。顔を現したホテルのスタッフに案内されて、レストランの厨房入り口から中へ。エントランスは、吹き付ける雨水が板の隙間から浸入し、始終拭き取らなくてはならないようです。雑巾が散乱しています。レセプションのスタッフの笑顔も幾分こわばり気味。



 ホテルに着いたらすぐに隣接している「春水堂(光復店) 」(台北市大安區光復南路180巷4號)に行って、タピオカミルクティー(珍珠奶茶、zhenzhu naicha、1-1-1-2声)をテイクアウトするつもりでいたので、部屋に入るとすぐに渋る夫を連れて、ホテルで大きな傘を借りて「春水堂」にやって来ました。ところが「臨時休業」。台風が通過するまで営業しないと貼り紙がしてあるのです。その紙が貼ってある入り口のガラスには、ガラスが割れるのを防ぐためにガムテープがバツ印に貼られています。「きょうはダメ!」と言っているかのようです。いや、大変なときに台湾に来てしまいました。

(参考) 「台湾へ再び」-タピオカミルクティー」を「春水堂」で



 しかし、これでめげていては何のために「國聯大飯店」を宿泊先にしたのか、それは「春水堂」が隣にあるからです。翌日の「お楽しみ」ということにしました。簡単に手に入るものに喜びはありません。



 タピオカミルクティーには、真珠ほどの大きさの「粉圓(ふんえん)」と呼ばれる澱粉の塊りが入っています。これが真珠に似ていることから、「珍珠」奶茶という名称がついているわけです(「奶」は牛乳のこと)。「粉圓」は、澱粉に水、カラメル、花の天然色素などを混ぜて、造粒機械に入れて、雪だるまのように転がして作ります。

 太いストローが付いている

 翌日、開店を待ちわびて、さっそくテイクアウトしてきました。店内に食べるところがあるのですが、「きのう、雨の中をお供したのだから、きょうはイヤだね。一人で行ってきなさい。すぐ近くじゃないか。」という夫のせいでテイクアウトです。



 手に入れてきた「タピオカミルクティー」を夫にも飲ませてみます。
 「どう? 美味しい?」
 「ん~、大した印象はないね。ミルクティーだね。」
 「タピオカが入っているじゃない。」
 「これだったら、タピオカココナツミルクの方がいいな。」 
 「それじゃ、ここにわざわざホテルをとった意味がなかったじゃないの。」
 「いや、そんなことはないよ。衛兵交代式が見られるからね。」
 「え?」
 「國父紀念館で、正時ごとにあるからね。じゃ、行ってきま~す。」
 「え、え!」
 夫は、國父紀念館(Sun Yat‐sen Memorial Hall)に衛兵交代式(三軍儀隊交接儀式)を見に一人で行ってしまいました。なんなの~

 國父紀念館

 孫文像

 衛兵交代式

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