POWERFUL MOMが行く!
多忙な中でも,美味しい物を食べ歩き,料理を工夫し,旅行を楽しむ私の日常を綴ります。
 




妻「あみ」のお供でベトナム縦断旅行をすることになり、いくらかでもベトナム語が理解できるようになれば、旅先でのリスクが幾分かは回避できるのではないかとベトナム語の学習を始めました。

図書館からベトナム語の入門書を借りてきては読んでいるのですが、その編集方針に不満があります。旅行者向きではないということです。旅行で、ベトナム語を必要とする場面を考えていないのではないかという気がします。

「ホテルでの会話」という項目がありますが、観光産業に属している人たちで英語を話せない人は経験的に極めて少ない。英語を少しでも話せることが多分この産業に属していられる最低限の条件なのでしょう。こんな人たちと会話するときは、お互いに母国語でない英語を使って会話するのがよい。ビジネスライクに話しができるからです。

では、どんな場面で必要になるのでしょう。それは例えば、地元の人たちが行く場所での会話でしょう。市場で「これは何?」と尋ねてみたいとします。しかし、自分のベトナム語が通じたとしても、その答えがわからないということが起きてくるでしょう。それに備えて、例えば、野菜や魚などの単語を絵入りで載せほしい。

パセリ(ngò tây)、ピーマン(ớt tây)、カボチャ()、ニンニク(tỏi)、ニラ(hẹ)。

(1) 豆(đậu)、大豆(đậu nành)、緑豆(đậu xanh)、いんげん豆(đậu lửa) (※ đậuは、トウ「豆」の漢越語)
(2) 大根(củ cải)、玉ネギ(củ hành)、ネギ(hành) (※ củ は、「球根状の物」の意味)
(3) 茄子()、トマト(cà chua(酸っぱい茄子の意味))、人参(cà rốt(南部音 カーロッ(ク)、北部音 カーゾッ(ト)「キャロット」の音訳語でしょうね)) 
(4) 瓜(dưa)、キュウリ(dưa chuột(鼠の形をした瓜?))、スイカ(dưa hấu
(5) 芋(khoai)、紫芋(khoai mỡ)、ジャガイモ(khoai tây)、サツマイモ(khoai lang
(6) 香草(rau thơm)、サラダ菜(rau xà lách(南部音 ラウサラッ(ク)、北部音 ザウサラッ(チュ)、rau+サラダの音訳語))、レタス(rau diếp
(7) キャベツ(cải bắp)、白菜(cải thảo) 

旅行の楽しみのひとつは、その地域の食文化を理解することなのです。

「この~は、何ですか。」という言い方を覚えてみます。
指示代名詞は、単独で主語になることができますが、指示形容詞は、「類別詞+指示形容詞」や「名詞+指示形容詞」の形で主語にします。





 「この物(これ)は、何ですか。」
  -「トマト。」
 「トマトですか。」
  -「そう、トマト。」
 
トマトは見ればわかりますから、この会話は成立しそうにもないのですが、例文として挙げました。

ベトナム語では、指し示すものが、無生物か生物かで「この~は、何ですか。」の~に入る語(類別詞)が異なります。無生物なら“cai”、人以外の生物なら“con”、人なら“ngươi”となります。

「果物」だということはわかっていて、より具体的に「この「果物」は、なんですか。」と質問したいならば、

  

 「この果物は、なんという果物ですか。」
  -「え、どの果物?」
 「これ。」
  -「マンゴー。」

「果物」は“trái”です。文の構造は“trái”「果物」+“này”「この」+“là~?”「ですか。」“trái”「果物」“”「何という」で、「この果物は、なんという果物ですか。」です。指示形容詞や疑問形容詞“”「何という」は、名詞の後ろに置かれます。いわゆる「後置修飾」です。

đó anh ạ”は、問いかけた者が男性であった場合で、女性なら“đó chị ạ”になります。その前後についている語は、「なのよ」というような語気を伝えるものです。

さて、果物はベトナム語でどういうか覚えておくことにします。表示があれば、わざわざ尋ねなくても、読めばわかりますからね。尋ねたとしても、答えがベトナム語でわからなかったら、何にもなりませんよね。

バナナは“chuối(南部音 チュイ、北部音 チュオイ)”、ランブータンは“chôm chôm(チョムチョム)”、マンゴスチンは“măng cụt(南部音 マンクッ(ク)、北部音 マンクッ(ト)”、ドリアンは“sầu riêng(南部音 シャウリン、北部音 サウリェン)”、マンゴーは“xoài(ソアイ)”、ジャックフルーツは“mít(ミッ(ト))”、ライチは“vải(南部音 ヤイ、ザイ、北部音 ヴァイ)”、ロンガンは“long nhãn(ロンニャン、音が近いですね)”です。

          (健人のパパ、2007年12月にベトナム出発前に書いた記事)

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