POWERFUL MOMが行く!
多忙な中でも,美味しい物を食べ歩き,料理を工夫し,旅行を楽しむ私の日常を綴ります。
 




今回のベトナム旅行、ベトナム語の基礎は学んだつもりで出かけて行ったのですが、地図や案内標識を読むこと以外に使えることが少なかったと思います。その原因を分析してみると、どの場面でベトナム語を必要とするかの想定が間違っていたことと聞き取りが上手くいかなかったことが挙げられます。

まず、場面ですが、外国人観光客と普段に接している人たちは英語を使えますから、不慣れなベトナム語を使う必要はありません。しかし、英語教育が一般的でなく、語学校に通わなくては習得できないのか、ホテル付きのドライバー、ベッドメイキングの女性、ドアボーイなどの人たちの多くが英語を上手に扱えないか、英語ができません。英語を上手に扱う人たちはレセプションを担当するようになるのでしょう。

レストランに入っても、スタッフの全員が英語を話せるとは限らず、英語併記のメニューを指差さないと理解されないことが多いと言えます。こちらが定型の会話ではなく、例えば「これは辛いの?」、「辛くないのはどれ?」、「辛くなくしてくれる。」などの変則的な質問をして、いよいよ困ると、英語の話せるスタッフとバトンタッチです。「お勘定を。」を意味する、妻が言う“Bill, please.”や“I'd like the check.”も通じないことがあり(発音が悪い? いやバンコクでは確実に通じていました。)、妻の「紙に字を書くような仕草」を伴って初めて了解されることがありました。

それらを反省点にして、今度ベトナムを訪れるとき(※)に備えて、ベトナム語を必要とする場面を考えてみました。

※ いつになるかはわかりません。妻が言うには、ベトナムのホテルの値段が2005年と比べてかなり高くなっていたこととさらに値上がりが予定されていることからベトナム観光の魅力がかなり減退しているのだそうです。

(具体例) 市場で物を買う
「チョー(chợ)」と言われるマーケットは本来地元の人たちが仕入れに集まる場所で外国人観光客のあまり訪れるところではないようです。当たり前ですね。そのためか、英語を話せない人たち(定型の会話、「いくら?(How much?)」を聴き取り、英語でいくらいくらと答えられる人たちが数パーセントいますが)が殆どです。妻の「ハウマッチワンキーロ?(1キロ、いくらなの)」の問い掛けに対して、首をすくめる人、財布からお金を取りだして示す人、英語で例えば“fifteen (thousand) ”と答えられる人、様々です。

そこで、少なくとも数詞をベトナム語で言えて、聞き取れることが必要になります。ダラットの市場で、果物を売っていた40歳代の男性たちと数の勉強をしてみました。右手を上げて指を折りながら

「モッ(ト)、ハイ、バー、ボン、ナム、、、」

その発音を直すように数人が声を揃えて(イチゴを大きさで選り分けながら)、

một,hai,ba,bốn,năm,sáu,bảy,tám,chín,mười

教えてもらったのですが、ここのイチゴは硬くて酸っぱくて甘みがなかったので、授業料代わりに買うこともなくて、御免なさいね。



この数詞、覚えるのに苦労しました。若いときには何の苦労もなく、無意味な文字列を覚えることができたのですが、いまでは覚えられなくなってきています。その文字列が意味を持つようにするまでは、大変な努力がいるようになってしまいました。覚えても覚えてもすぐに忘れてしまいます。いままで蓄えた知識と関連づけて意味を与えてやらなければなりません。

で、どうやってこの数詞を覚えたかというと、「語呂合わせ」です。
「もっとハイバーボン飲む。」のリズムで、「モット(một )、ハイ(hai)、バー(ba)、ボン(bốn)、ナム(năm)」
「その場合、楽しもう。」のリズムで、「サウ(sáu)、バイ(bảy)、タム(tám)、チン(chín)、ムォイ(mười)」

笑ってやって下さい。記憶力の減退で、苦労しているんですよ。こうやって覚えた数詞を日常生活の中で、カップを3つ見ると、「ああ、カップが、、モット、ハイ、バー、、、バー(ba)あるな。」と意味づけて、記憶に固定していってます。

10台の数は、例えば17を、中国語のように「十七」とは言わず、日本語のように「十七」と言います。つまり、「十」は、“mười”、「七」は、“tám”ですから、17は、“mười tám”になります。。ただし、「五」は頭子音に変化があり、“năm”は“lăm”になります。



46は、どう言うのでしょう。「四十六」というような言い方になります。「四」は、“bốn”、「十」は、“mười”、「六」は、“sáu”ですから、46は、“bốn mươi sáu”になります。ただし、10~19を除いて、「十」は声調に変化があり、“mười”は“mươi”になっています。

では、31は、どう言うのでしょう。「三十一」というような言い方になります。「三」は、“ba”、「十」は、“mười”、「一」は、“một”ですから、31は、“ba mươi mốt”になります。ただし、「十」は声調に変化があり、“mười”は“mươi”になっており、「一」にも声調に変化があり、“một”は“mốt”になっています。

白水社の「エクスプレス ベトナム語」を読んで、ここまでが私の理解して行ったことで(また、ここまでしか解説がなかった)、実際は「市場」というシチュエーションではいまひとつ実用性がなかった。ベトナムではインフレが進み、通貨が何千ドンという単位で使われていたのです。1~99という単位ではないのです。長くなったので、その話は、また、、、

        (健人のパパ)

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