日本語で「曜日」は、月曜日、火曜日、、、と固有の名前で並びます。これはヨーロッパ言語の系統です。例えば、英語なら Monday、Tuesday、、です。それに対して、中国語は、星期一、星期二、、(礼拝一、礼拝二、、とも言う)と順番で並べます。つまり、「月曜日」は、「曜日の一番め」という意味で、「星期一(普通話なら xingqiyi 1-1-2声、広東語なら singkeiyat 1-4-1声)」なのです。ただ、「日曜日」だけは、「星期七」にはならず、「星期日(普通話なら xingqiri 1-1-4声、広東語なら singkeiyat 1-4-6声)、星期天とも言う」です。
ベトナム語もこの系統なのですが、順番は「日曜日」から振られるのです。つまり、「月曜日」は「曜日の二番め」という意味で“ngày thứ hai”です。一週間はどの曜日から始まるかに意識の違いがあるのでしょうね。日本人は、暦の上では「日曜日」から始まるけれど、意識の上では「土・日」を連続した休日と捉えて、「月曜日」から始まると思っているのかも知れません。ならば、ベトナム語の曜日は暦通りだと考えておけばいいですね。
ここで、「序数詞」(順番を言うときに使う数詞。数を数えるときの「基数詞」と異なります。例えば、英語では、oneが基数詞で、firstが序数詞)の一覧を載せます。作り方としては、基数詞の前に「第~」の意味を持つ“thứ”(「次(中国音、ci 4声)」)を置きます。つまり、“ngày(日)”+“thứ(第~)”+“基数詞”という順に並べればいいのですね。ただ、一と四は別の語になります。“một”ではなく、“nhất”(「一(広東語で、yat 1声)」)。また、“bốn”ではなく、“tư”(「四(普通話で、si 4声)」)です。
なぜか、「日曜日」は、“ngày thứ nhất”ではなく、微妙に発音部位と声調が変わった“ngày chủ nhật”です。
しかし、ベトナムの旅行先で「曜日」を話題にしなければならない状況というのは考えにくいですね。特に覚えなくてもいいか。
(健人のパパ、2007年12月にベトナム出発前に書いた記事)
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