母が亡くなって数年になる。昨日までの旅行は、母と初めて母娘旅行をした思い出の金沢。
不思議なことに、まだ幼かった健人に、おばあちゃんの記憶があるらしい。旅の途中で「昔ね、おかあさんは、母娘で金沢に来たんだよ」と話して聞かせた。
健人が「僕の誕生日とおばちゃんが死んだ日は近いんだよね」と言い出した。子供の誕生日、母危篤の知らせで病院に泊り込むような日々。留守宅を夫に任せたり、上の息子に下の息子の面倒をみさせたり、夫と何度も日大病院のICUを行ったり来たりした日。
健人の誕生日と母の命日が同じだったらつらいねと夫と話した日々。あっという間に年月が過ぎ去り、今回は、子供と金沢を訪ねた。言葉で伝えきれない思い出がある街。上の息子は、十分おばちゃんの思い出があるのですが、下の息子には、わずかな思い出のみ。
子供たちは、これからどのように家族の思い出をとらえていくのでしょう。
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