散歩写真をBGP(Back ground Photo)に
日々の徒然、主にたべもの。
わたしの居場所~M's Lunch Boxes



教室が二日ほど休みになるのを利用して
金曜日の仕事上がりにそのまま新幹線で名古屋へ。
倉敷に直行するつもりだったのだけれど その時間だと
本当に新倉敷着が最終になるので 万が一こだまの最終に間に合わないと
岡山で途方に暮れることになりそうだったのと
いつも途中下車して会いたいね と言っていたメル友が
なんとか会えそうだということになり急きょ予定変更。
夫公認 共通の友人なので 名古屋で一泊。

サテ

翌日午後には倉敷着。老体には 名古屋からだとずいぶん移動も楽。
倉敷ではできるだけ晩御飯は家で食べる というガイドラインを持っているので
滞在日数に合わせて 消費できるだけの食材を調達することから始まる。
(夫はほぼ完全外食のひとなので 野菜類などがのこると次の訪問時まで
冷蔵庫で化石化していることが多い)
それでも 残してきてしまったものがあるのでちょっと心配…。

倉敷に来る前日 図書館にリクエストしていた本の受け取りついでに
広島のガイドブックを立ち読みしていた時に
倉敷からほど近い 鞆の浦の記事が目に入る。

鞆の浦は 東福山市にある港町。
歴史的にも いろは丸に乗った龍馬さんが立ち寄ったとか意義のある場所らしいけれど
それよりわたくしにとってはこの街並みだ。
これは行かねばなるまい。
早速その場で館内コピーを撮り 持参する。

トイウコトデ

今回は 鞆の浦訪問から始まります。



「潮待ちの港」として 交通の要になっていたというだけに
港にある「常夜燈」が町のシンボルになっていて ちょっとした広場になっています。





この港の風景は 瀬戸内ならではという感じがします。
でもちょっと三崎港の雰囲気もあるかな?



水が澄んでいて 波が穏やか。



路地裏はいつも魅力的。
倉敷の美観地区のように古い建物利用のオサレなお店はないけれど
懐かし看板や扉や窓が 自然に生息しているのがわくわくさせる。



夫は懐かしの看板シリーズを次々に撮影してSNSに上げているもよう。
それを後から見ると 同じ場所に立ちながら
目線の先にあるものが違うのがリアルタイムに面白い。



こちらはもともと理髪店?だったのかな、そのあとカフェになって今はお休み中らしい。



初めての町に来ると その町の特産品とか独自の調味料とかを探すのが一番の楽しみのわたくし。
こちらは保命酒という滋養のお酒が特産品。
16種類のハーブを漬けこんだお酒で(味醂のような作り方をするそうです)
現在は4軒のお店が製造販売しており 町の古い建物にもその歴史が見られる。



こちらは店頭で温めた保命酒があたりに梅酒のような香りを放っている。
(一応 お酒なので ドライバーは飲めない)



保命酒の花という酒粕のようなものと保命酒ふうみののど飴なども購入。



醸造所の文字がみえるのも ここならでは。
鞆徳利という保命酒を入れる徳利もあるらしい。



そうそう 気になったのが番地表示板のような案内板に「仁丹」のおじさんのアイコン。



なんでも森下仁丹創業者の森下博氏が鞆の浦の出身で
「仁丹さん」と親しまれていたこと、森下仁丹が操業120周年を迎えることや
鞆の浦となにやら提携した企画があるようで
ホーロー製の案内板を寄贈したとのこと(これ今年になってからのこと)
これは ちょっとしたトリビアで この日の最大の話題だったかも…(笑)



陽も高くなり海沿いの道で見つけた 千とせ というお店で
鯛茶漬けのお昼ご飯。
ちょっと軽めだったので タコの天ぷらとうま煮を頼んでみたけれど
美味しいもののかなりの歯ごたえ(笑)



窓の外には 仙酔島が見えて船で5分くらいで渡ることができる。



今回は乗らなかったので ぐ~ーーーんと望遠で撮ってみる。



こちらは高台にある医王寺からの風景。



ちょっと長谷寺からの眺望と似ている。



本当はほかに龍馬さんがらみのお宿とか 昔の商家とか見どころもたくさんあるんですけどね。
どうも わたくしたちの目線の先には違ったものが飛び込んでくるらしい。

新倉敷から小一時間。
ちょっと散歩気分で来てしまったので もう少しコアな部分にも触れてみなくてはね。
たぶん また来るんじゃないかしら。

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