散歩写真をBGP(Back ground Photo)に
日々の徒然、主にたべもの。
わたしの居場所~M's Lunch Boxes



サラバサクラノキセツ

先日のこと
懲りない女エヌ子さんから電話。

「ねー、おつうに聞いて欲しいことがあるんだけど」
「なに?」
「姫(この春めでたく小学校へ)が変なこと言うのよ。
学校で クラスの子たちが騒がしいと
こぶし(ぐー)を突き上げるんだって…
今日は自分もなんとかちゃんも挙げたけど 全然静かにならなかったって」

これだけ書くとなんだか変な学校?みたいですが
授業中お友達がお喋りをしていてうるさい と感じたら
「うるさい」「だまって」と注意する代わりに だまってぐーを挙手するというルールが
入学早々決められたらしいとのこと。

「いやいや…でも そういうハンドサインはあるかもね。
それに 皆がうるさい、静かにしてとか騒ぎだしたら
教室の中 もっとうるさくなるから だまってグーを挙げさせてるんじゃないの?
なんかで読んだことあるけど、お友達の意見に反対のときグーをだしたりとか 
賛成の人はパーとか…追加があるとチョキとか」
「学校の方針なの?」
「姫は私立の学校だからわかんないけど クラスのローカルルールとして
いろいろあると思うよ。ふつうは担任の先生の裁量なんじゃない?」

「ふーーん(ちょっと納得がいかないようす)
先生に聞いてみようかと思うんだけど」

「いやそれは止めた方がいい。入学して1週間で
先生のキャラクターも解らないし 
逆に 姫親子に対して 先生が先入観を持ってしまうとやりにくいと思うよ。
幼稚園のお便り帖とはちがうと思った方がいい。
せめて家庭訪問まで待って」

「それとねー クラスの男の子で 『ひらがなで書きましょう』という課題に
どうしても漢字書いちゃう子がいたらしいの」
(そりゃいるだろう。
なにをかくそうわたくしは幼児に漢字書かせたりする塾でアルバイトしているから
想定内の出来事だと思う)
「そしたら先生がダメっていうじゃない?で ぐずぐず言ったら
『それではお母様に来ていただきます!』って先生が一言釘をさしたら
えーんって泣いて、次の日 その子お休みしちゃったんだって…」
「………」

ちなみに入学して1週間目の出来事。
もっとも 子供の口を通してのことを母親のフィルターを通して伝えられているので
ここで是非を問うつもりはまったくないのであしからず。

しかし最近の学校は とにかく教室の自分の席にじっと座っていることのできない子が多いので
そういう子どもの対応をするための支援員を、担任とは別に配置することもあるそうだ。

姫の所は お受験を通過している子が集まる私学だから
公立よりはお行儀のよい子が集まっているだろうと思っていたけれど
いや 逆に先の子のように漢字を書きたい子は多いのでとは思う。
最初に 漢字を使うことを許したら 
学習指導要領に反した授業が つぎつぎと展開されることになるだろう(笑)
(と同時にこの話だけだと 安易に『お母様を呼ぶ』と
常套句を口にした先生の方にも問題アリと思われるけれど)

こういう話を聞くと 人間に必要なのはバランスなんだなぁと思う。
幼児で漢字を覚えたり 方程式を解いたり 英検を取得するのは悪いことではないと思う。
(無理強いはだめですよ 世のお母様たち)
ただ それとともに人間的にも成長していかないとダメなんだと言うこと。
例えば 幼児で小学校6年生並みの漢字や算数が出来る子がいるとする。
その時に 漢字だけでなく6年生並みの思考力(分別)を身につけていれば
『ひらがなで書きましょう』という要求に対しても
「漢字で書けるけれど ここはひらがなで」と思うこともできるだろう。

…と同時に ここで頑固漢字でとがんばる奴が
将来大物になったりすると 「やっぱり」となるのかな?(笑)

これは分別がありすぎて子どもらしくない というのとは違うからね。
その子その子の成長の仕方があるんだもの。

でも そういうふうに子どもを見守っていくのって難しい。

親も人間 先生も人間。

今 小学生の親になれって言われても 丁重にお断りしちゃうけど
こっそり見守っているからねー。



テイバン ジンジャノサクラ

追記
以前 姫の幼稚園の謝恩会の出し物についてアドバイスしましたが
あっさりばっさり却下だったそうです(笑)
結局 お花のかぶりものをして○MAPの代表曲を
紙芝居と共に披露したそうです。


コメント ( 6 ) | Trackback ( 0 )



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コメント
 
 
 
いろいろあります… (エヌ子)
2012-04-17 10:10:50
残念ながら、姫の学校は家庭訪問なるものはないらしい…別の意味でちょっと安心。
しかし、しばらくは姫の怪しい学校レポート?に耳を傾ける日々になりそうです。(笑)
 
 
 
ふ~~~ん (うさきち)
2012-04-17 10:49:17
最近の学校ってメンドクサ~イ。

漢字で書いちゃだめ…って
書ける奴は書いて 尊敬でも集めていれば
そのうち みんな書けるようになって
尊敬でもなくなるのにね~。

子供は競争が好きらしいから
競わせてもいい気がするのだけど…。

子なしのの意見なので 忘れてくださいましっ。
 
 
 
くーーーーっ! (n)
2012-04-17 12:58:00
全くもって何を自分が言いたいかわからないままにコメント欄に書きはじめてます。
・・・先生は、考えがまとまってから書きなさいって、いつも言ってるでしょ・・・
でも、この、押さえきれぬ衝動。
将来大物になるかもしれないので許してね。

基本、ワタクシは、おりこうさんが好きです。
でも、小六の漢字を書けて、なおかつそれをひけらかす小一の子は大嫌いだ!
そして、泣く子はもっと嫌いだ!
(だから、あなたは続かなかったのですね、あのお仕事)
娘が小学生の頃、同級生の男の子に天才君がいました。
先生が板書を間違うと「ちっ、間違ってるし」ってつぶやくんだって。
そしたら、明るくて素直でいい子のO君が「え?どこどこ?あ、ホントだ。センセー、そこ間違ってるよ!」と教える。
O君みたいな子が好きだと思いつつ、我が子は、そんな教室の風景を、まるで自分は参加していないかのように、冷めた目で見ている・・・
これってどうなの?と思ったことを思い出したりしておりました。
『バランス』良く成長してほしいなあ~理想
先生たるもの、バランスのとれた人であってほしいなあ~理想
親も、バランスをとりながら、子どもと学校と先生と関わり、バランス良い家庭を作り上げていくようにしたいものだ~理想
はーーーっ、でももう、やり直しはきかないし、やり直したくない。
ワタクシも、好々爺の目で子どもたちを見守ることに徹するとしましょう。
・・・と、結局何が言いたいのかわからないまま静かに去る・・・
 
 
 
☆エヌ子さん (p管理人)
2012-04-18 08:32:10
いらっしゃいませ♪

気分はすっかりおばあちゃんのわたくしですが
エヌ子さんの若さの秘訣は姫にあり!
がんばれ母さん!
 
 
 
☆うさきちさん (p管理人)
2012-04-18 08:35:27
う~~~ん

ほんとにめんどくさいと思います。
わたくしたちが子供の頃も面倒なこと沢山あったのだろうけど
今はしなくてもいい面倒がいっぱいある気がする。

競争のない学校で「ゆとり」満喫で育ったおつうみたいなのが
社会人になるんだから 世の中も大変だよね(笑)
 
 
 
☆nさん (p管理人)
2012-04-18 08:43:26
んー わかるわかる(わからないというのがわかると言う意味)
結局のところ本編を書いた管理人でさえも
結論出なくてお茶を濁しているくらいですから…。

O君みたいな子 悪くはないけれど
ある意味 某○ンカチ王子みたいな、周りを気遣いつつ自分をしっかり好印象づけられるタイプは
わたくしはちょっと苦手かもしれない…
(あ これはわたくしの勝手な定義なので無視して下さい)

おつうなどはある意味 ゆとり?のびのび?放任?の
ボーダーライン上の教育を受けてしまい
それを家庭の怠慢で修正しようとしなかった産物のような気がしてなりません…
 
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