散歩写真をBGP(Back ground Photo)に
日々の徒然、主にたべもの。
わたしの居場所~M's Lunch Boxes



なんとなく落ち着かないスイートルームで朝を迎え
朝のお風呂に入ってチェックアウト。
その間も 夫はホテルの売店でバリィさんグッズを名残惜しそうに見ている。

サテ

まずは松山城だ。とりあえず松山城だ。

この日の予定は ざっくりと愛媛から香川の琴平を目指す。
その途中 ぜひ立ち寄りたいスポットが 別子銅山跡地。
松山まで行ったのだから pさんきっと内子の町並みとか見るんでしょ?と
もしかしたら思われた方もいるかも。
確かに内子も候補地だったのですが 今回はこの地味な「東洋のマチュピチュ」へ。

すっきりしないお天気でしたが 松山城はすっきりと綺麗なフォルム。
石垣も 整然とし過ぎずかといってざくざくとした原始的なものでもなく
しっくりと味わいあるもの。


御多分に漏れず天守閣までは 急な階段の連続で
かなりの湿度の高さも手伝って みんな汗びっしょりになって回廊を回る。
天守閣からの眺めは平たい松山の町並みを一望できて 
心地よい風に しばし暑さから解放される思い。



そして どこへ行っても同じものがあるのはわかっているのだが
ついつい寄ってしまうのがお土産物屋さん。
夫はニコチン摂取のため 喫煙所へ直行している間
やっぱり心惹かれるバリィさんグッズ(笑)
結局 お菓子や手ぬぐいや靴下など大人買いした後 ふっと目に留まったのが
バリィさんのiPhoneケース…。
かわいい ほしい…。
(ちなみにわたくし DoCoMoユーザーなのだ)

いや、わたくし以上にこれを必要としている人がそこにいるではないか!
案の定 その辺にいる子供と同じくらいの時間をかけて 
全面バリィさんのハデハデケースと 白地に地味にバリィさんが書かれた大人バージョンで悩んだ後
結局のところ仕事の場での使用を考慮し 地味なケースをお買い上げする。

今回のお持ち帰りバリィさんたち。



左下のが 御年○才の夫のiPhoneケース。

サテサテ

次なる目的地の別子銅山へは 松山自動車道を進み 
途中新居浜で山側へ折れる。
マイントピア別子という観光施設に付随してあるようなのだが
ガイドブックでもあまり詳細が載っていない。
道々ネットで確認していると どうやらこの観光施設からさらに山深く林道を行かなくてはならないようだ。
運転に自信のない人はやめたほうがいいとまである。

どうする?いやせっかくだから…
ガソリンダイジョウブ?
と少々不安になりながらベースキャンプとなるマイントピア別子へ到着。

なんとここに車を停めて ガイド付きのバスがでているとのこと。
それも あと30分ほどで最後のバスがでるという。
何かと間の悪いわたくしたちとしては なんとラッキーな展開。これは絶対行かなくては! 

マイクロバスに乗って30分余り、確かに対向車が来たらどうしようもないぞという山道を
うねうねと登っていく。

実は今回ここを知ったのは ガイドブックの小さな広告。
夫に至っては 「マチュピチュってなんだ?」と言い出す始末。

本家マチュピチュはインカの遺跡で、日本のマチュピチュは竹田城が名乗りを上げている。
この別子銅山跡は ちょっと後れを取って「日本の」が使えなかったらしく
「東洋の」マチュピチュというキャッチで売り出すことになったとのこと。

もともとは 住友金属がこの東平に銅の採鉱本部を置いたことから
閉山となる昭和40年代まで関係者の生活の場としてもにぎわっていた場所。
生活エリアはすでに取り壊され レンガ造りの停車場や選別所が残っているだけだが
歴史的には 軍艦島にも通ずるものがあるわけよね。
これは萌えポイント大。



バスが東平に着くと 下界と厚い雲で仕切られたような別空間。
ここは下界とこの銅山を結ぶリフトの停車場のような場所らしい。



周りの方たちもワクワク感を抑えきれないようす。
そして 停車場に着いた荷を運ぶケーブルカーの通ったインクライン跡に造られた階段を
先の策道停車場に向かって降りていきます。



この辺りは 以前訪れたことのある 赤城鉄道跡に似ていて嬉しいわたくし。
思えばここも マチュピチュという形容をされていたのを思い出す。





下から見上げる停車場



採鉱された銅の貯蔵庫や選別場。



関係者の住まい跡、学校や病院なども整備された立派な町だったわけです。



レンガの並べ方も強度を考えたものになっているとのこと。
すでに廃墟となってはいるものの 積み上げられたレンガは なぜか心惹かれる。



レンガの写真ばっかりでごめんなさい。



採鉱に向かう人たちが乗ったトロッコが通ったトンネル。
どの場所も カメラを持つ手が震えてしまうほど魅力があります。
こればかりは なぜと問われてもわからないのです。
同じバスに乗り合わせた方たちもきっと同じような気持ちだったのではないかしら?

時間的にもちょっと無理かな と思ったけれど
来られてよかった!
日常とは切り離されたような ここだけ時が止まったような、
そうそう 「天空の城ラピュタ」の巨神兵が鳥や蝶と登場してもおかしくないような風景。

お名残り惜しいけれどバスの時間となりました。
乗り遅れると この山の中に取り残されますので くれぐれもお乗り遅れのないよう…。




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