散歩写真をBGP(Back ground Photo)に
日々の徒然、主にたべもの。
わたしの居場所~M's Lunch Boxes



伊勢を後にして、今回の目的地である奈良へ。

叔父たちと会う前に 以前から泊まってみたかった奈良ホテルへ一泊。

こちらは明治時代からある 関西の迎賓館と言われる老舗ホテル。
もちろん そのサービスも一流ながら 建物が醸し出す重厚感は
いわゆる普通のホテルとは違って 気取らない でも 背筋はピンとして、という感じ。



日本建築でありながら 西洋ふうな作りは
ちょっとわたくしの好きな同潤会の建築物に通ずるところもあり
本当は ずっと滞在していたいくらい。



本館の一番スタンダードなツイン。
懐かしいオイルヒーターで 暑いくらいに温まったお部屋は
前日の伊勢の日本旅館のリラックス感とはまた違った気分になります。



部屋の窓から見える木々も まるで絵のように見事に収まって。

こちらのメインダイニングで夕食…となると
かなりかなり豪勢になってしまうので、このホテルのある奈良町を散策しつつ
古民家カフェの先駆けとも言える 「カナカナ」へ行ってみることにする。
ホテルの裏門をでると もう 奈良町の静かな街並み。

散策にはちょっと遅い時間だったので
日暮れまでにどこかに入らなくちゃね、とホテルを出ましたが
周りのお店はどこも閉店準備。
でも そういう時だからこそ 人気のない街を普段使いに歩くことができます。





作家さんたちが小さなショップを開いている町家や、



閉じた門の前にいけられたシンプルなお花が粋だったり

こんな時でないと拝めない、旅先での夕暮れ。



日が暮れてしまう前に カナカナへ到着。



前日のおとぼけイタリアンで 重たい思いをしたので
今日は おうちごはん的に カナカナごはん。
牛肉の角煮にいろいろおかず。
それでも海苔ののったごはんは いつも食べる量の倍くらいはあって
かなりお腹はいっぱいになる。



いつも作っているおかずと大差ないごはんだったのですが
素敵な作りのお店でいただくと なんだか素敵なひとときに。

ナチュラルな照明のもと、格子ごしの奈良の街。





わたくしが子供の頃使っていた ヤマハの電子オルガンがインテリアとして飾ってあったのですが
ちょうど他の方が近くに座っていらしたので撮れず残念。

ちょっとした書籍やスイーツも販売されています。



せっかくなので ちょっと頑張って 名物のチーズケーキまでいただいて
(かなり濃厚で満足感のあるチーズケーキですよ)
幸い あたたかな日だったのでゆっくりとホテルへ。



レトロなすてきフォントも見っけ。



せっかくなので 朝ごはんだけはメインダイニングでいただきました。
食べ過ぎることのない 上品なグレードの高い茶粥の朝ごはん。



がつがつ観光することもなく つかみどころのない旅ですが
ゆっくりゆっくりと一日が過ぎていくように感じます。

この日は 大和高田に移動するまでに立ち寄った場所で
思いがけず素敵な窓とドアに出会います。


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