2011年、夏。
“電気”にこれほど注目の集まる年は、かつてありませんでした。
原発依存の現状からの卒業と、自然エネルギーの本格導入を現実的に考えた場合、電気の安定供給や発電効率、更には導入コストといった諸問題によって、なかなか自然エネルギーへのシフトが一気には進まない現状ではあります。
でもやはり、たとえば自宅の屋根の太陽光パネルで発電した電気を、夜のうちに充電したEV(電気自動車)で通勤やレジャーを楽しむ、といった未来の姿が、なんとなく正しいしスマートだなぁ…と思うのです。
小さなことからコツコツと…ということでもあるのでしょう。
アウディから、未来の電動自転車のコンセプトバイクが発表されました。
ハンドルやや後方、ちょうどアウディのブランドマークの辺りに仕込まれたリチウムイオンバッテリーで、およそ20㎞の走行が可能。
そして、背後に写っている、遂に日本未導入のまま生産終了となったオールアルミボディの近未来ミニカー、Audi A2の存在が泣かせてくれます。